藤原さくら「Sunny Day」歌詞の意味や曲に込められた想いとは?

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(出典: http://tower.jp/article/feature_item/2018/04/19/0701)

福山雅治さんと共演した月9ドラマで一気にブレイクして以来、その後もたくさんのアーティストさんとのコラボで話題を呼んでいるシンガー・ソングライターの藤原さくらさん。

約1年ぶりのリリースとなったEPの中にある一曲、「Sunny Day」は彼女らしい洋楽っぽさを感じるメロディーに、日常の一コマが切り取られたような情景が浮かぶ歌詞が印象的な作品になっています。

mabanuaさんというアーティストによるトータルサウンドプロデュースによって、非常にオシャレなアルバムとなっている今回の「green」。

その中でも、ここでは「Sunny Day」という曲について歌詞の意味や、曲に込められた想いを考えてみたいと思います。

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藤原さくら「Sunny Day」歌詞の意味や曲に込められた想いとは?

Sunny Day ー「藤原さくら」
作詞: Sakura Fujiwara
作曲: Sakura Fujiwara

 

雨の間に立って 立って
ちょっとも濡れないように歩く
あの日最後に会って 会って
まるで気の利いたことなんて言えなかった

あぁ、サニーデー サニーデー

今日は会えないの?
まだ洗濯物も乾いてないや
木漏れ日が眩しいのを
持て余してた

夢の間に酔って 酔って
夜更け過ぎに ちょっと泣けた
いい子にしてれば 見ててくれるの?
なんて都合いいな 天気は今日も良かった

あぁ、サニーデー サニーデー

今日も会えないの?
まだ洗い物も溜まったままで
もし笑って話せるなら
何聞こうかな

オレンジ色 手を振る君に
ありがとう もう行かなきゃね
どうか またどこかで

サニーデー
今夜歌おうか
まだ洗濯物も乾いてないや
中途半端 あたしらしくて
それで良いみたい

今回リリースとなったEP『green』に収録されているのは全6曲。

■ EP『green』
sunnyday_pic〈収録曲〉
01. Dance
02. Time Flies
03. Sunny Day
04. グルグル
05. bye bye
06. The Moon

インタビューで、この作品について尋ねられた藤原さくらさんは、

今回、曲を作って、選曲していく中で、お別れの曲が多いことに気づいて。自分の実生活でもすごくお別れが多かった時期で。なんだろう、最初からこういうアルバムにしようと思っていたわけではないんですけど、明るいポップチューンを作ろうって意識的に作った「Dance」の他は、結果的に自分のパーソナルな部分が濃く出たと思うんです。
— 中略 —
湿っぽい歌詞があっても、曲調やリズムが明るかったりして、ジメジメとしているわけではないんですよね。「Sunny Day」も「bye bye」も「Time Flies」も、「それでも今の自分がいるのは過去あなたといたからで、それを踏まえて前に進もう」とか「あまり過去に囚われていても」っていう視点はありますよね。

とコメントを残しています。

この言葉から分かる通り、歌われているのは「別れ」。
藤原さん自身、プライベートで「別れる」出来事が起こったそうで、これが歌詞に表れていることも示唆されています。

ですが、タイトルの「Sunny Day」(晴れの日)や、肩の力が抜けるような優しいメロディーから感じ取れるように、この曲には「悲しみ」だけでなく、「寂しさ」や、「優しさ」、そして「喜び」という感情もしっかりと表現されている印象を受けます。

少しその歌詞を見てみましょう。

夢の間に酔って 酔って
夜更け過ぎに ちょっと泣けた
いい子にしてれば 見ててくれるの

この部分は曲の中で唯一、「悲しみ」が表現されていると思われる箇所です。
藤原さん自身、お姉さんが結婚して実家を出ることになったり、おじいちゃんが亡くなられたりという「別れ」を経験したと語っていますが、この「いい子にしてれば、見ててくれるの?」の部分には心のどこかにある「見守っていてほしい」という気持ちが出ているのかもしれませんね。

今日も会えないの?
まだ洗い物も溜まったままで
もし笑って話せるなら
何聞こうかな

「Sunny Day」の曲中に出てくる「洗い物」や「洗濯物」といった家事をテキパキできない感じは、特にネガティブな印象を起こさせません。
逆に少し暇を持て余し、プライベートの時間を持つことが出来たからこそ相手のことを想ってあげられている側面もあるのではないでしょうか。
そのため、会えないから寂しい気持ちもあるけれど、「もし笑って話せるなら、何聞こうかな」という楽しみな気持ちを感じることが出来ています。

オレンジ色 手を振る君に
ありがとう もう行かなきゃね
どうか またどこかで

歌詞に出てくる「オレンジ色」はおそらく「夕日」のことを指しているのでしょう。

もう会えないかもしれない相手に対する感謝の気持ちが表れているこの部分は、
藤原さん本人が語っている「それでも今の自分がいるのは過去あなたといたからで、それを踏まえて前に進もう」と気持ちとリンクしている気がしますね。

休日に少しダラダラ過ごしてしまうという日常の一コマで湧いてくる相手への気持ち、喜怒哀楽で言うところの喜・哀・楽が可愛く表現されたこの「Sunny Day」。

曲調から感じ取れるポジティブな雰囲気も踏まえると、「こんな1日もあっていいし、自分の中途半端なところも好きになってあげたい」というメッセージが込められているのではないでしょうか。

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『green』のサウンド・プロデューサー、mabanuaってどんな人?

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(出典: http://www.universemagazine.jp)

mabanua (マバヌア)
本名: 山口 学
生年月日: 1984年8月29日
出身地: 埼玉県
活動期間 2008年〜
公式サイト: http://mabanua.com/

藤原さくらさんのライブではサポートドラマーも努めているmabanuaさん。
このことから分かるように、mabanuaさんは音楽プロデューサーとしてだけでなく、ドラマーや、シンガーとしても活躍しているアーティストです。

ヒップホップユニット・Oveallのドラマーとしても、大型フェスで常連になっているmabanuaさん。

今回の藤原さくらさんの「grenn」では全編にわたってプロデュースを手掛け、藤原さんの魅力を存分に引き出している立役者の1人ですね。

終わりに

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(出典: https://www.cinra.net/interview/201602-fujiwarasakura)

いかがだったでしょうか。

今回は藤原さくらさんのEP「green」に収録された一曲、「Sunny Day」について歌詞の意味や、曲に込められた想いを考察してみました。

この曲で歌われている「別れ」の相手については、ある人にとっては「友人や家族」、またある人にとっては「恋人」といった想いを寄せる相手になり得そうです。

オシャレな音だけでなく、そういった思わず自分のことに置き換えてしまう共感度の高い歌詞にも注目したいこの「Sunny Day」。

藤原さくらさんの優しい声とメロディーが、何気ない日常にそっと彩りを与えてくれる素敵な一曲ですね。

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