菅田将暉「ロングホープ・フィリア」歌詞の意味が素敵すぎる!

菅田将暉「ロングホープ・フィリア」歌詞の意味が素敵すぎる!

(出典:https://www.fashion-press.net/news/40569 )

俳優としてデビューし今や歌手としても活躍している菅田将暉(すだ まさき)さん。

その類いまれなる才能は多方面で発揮され注目を集めていますよね。

そんな菅田将暉さんは、今年の夏に公開される映画「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄~」の主題歌を歌っています。

秋田ひろむさん(amazarashi)が作詞・作曲を担当したというこの曲の名前は「ロングホープ・フィリア」。

フィリアはギリシャ語で「友愛・相互協力」を意味する言葉で、「大切な友に末長い希望を」という想いが込められた楽曲なのだそうです。

仲間のことを大切に想う気持ちが伝わってくるこの熱い一曲。

今回はこの「ロングホープ・フィリア」の歌詞(ひらがな付)の意味や、曲に込められた想いについて考察していきます。

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菅田将暉「ロングホープ・フィリア」歌詞の意味とは?

※少し読みが難しいと思われる言葉や、
普段あまり使わない語句に青字でふりがなを付けております。

「ロングホープ・フィリア」ー菅田将暉

作詞:秋田ひろむ (amazarashi)
作曲:秋田ひろむ (amazarashi)

歩くほどに靴底が汚れてく
そんな風に僕らの魂(たましい)も
磨()り減れば影ってしまうよ
そんな時に思い出して
君が諦められない理由を
救ったはずが救われたっけ
握ったつもりが握られた手

遍(あまね)く旅路(たびじ)に光あれ
強さや弱さでは語れないぜ
立ち向かう その一歩ずつが
君の勇敢(ゆうかん)さの勝利だった

叫ぶ為に息を吸うように
高く飛ぶ為に助走があって
笑う為に僕らは泣いた
それを敗北とは言わない
ロングホープ・フィリア

時を経()ては変わってく
街並みも友達も
大抵(たいてい)は離れて分かる
寄る辺()なさは瞭然(りょうぜん)たる感傷

ましてや自分 僕は僕を
離れられぬやましさを背負って
だから友よ 見届けてくれ
変わったのじゃなく変えたのだ

遍(あまね)く挫折(ざせつ)に光あれ
成功、失敗に意味はないぜ
最終話で笑った奴へ
トロフィーとしてのハッピーエンド

願わなきゃ傷つかなかった
望まなきゃ失望もしなかった
それでも手を伸ばすからこその
その傷跡を称(たた)え給(たま)え
ロングホープ・フィリア

諦めて疑って塞(ふさ)いで
期待外れって言われたっけ
でも失くしたことが武器になった
それがどん底に咲いた花

遠き友よ 今ではもう
蒼(あお)い星座 少なからず
僕ら生きてる
荷物ならばそれで充分だ

遍(あまね)く命に光あれ
生きる為に理由はいらないぜ
うなだれても踏み留(とど)まった
そこをスタートラインと呼ぶんだ

今日の君が笑ったことで
敗北も無駄にはならなかった
故(ゆえ)に咲くどん底の花
友よ、末長い希望を
ロングホープ・フィリア


※語句

遍(あまね)く……すべてに広く行き渡る様子。すみずみまで。
寄る辺なさ……よりどころ(頼りにできる人)がない状況。

瞭然(りょうぜん)たる……はっきりしていて疑いのない様子。明白。

菅田将暉さんはこの曲について以下のようなコメントを残しています。

今回は最初からヒロアカ初の劇場版主題歌を作るという目的がはっきりとしていました。
ヒーローというのは子供にはもちろん、大人にも誰にだってそれぞれのヒーローが存在するものだと思うんですけど、正義だったり愛情を感じる象徴がヒーローだと思います。
そんなヒーローというものを性別も年代も超えて多くの人に歌で投げかけようと思った時に、今年の3月に自分のアルバム「PLAY」でもご一緒させてもらった、amazarashi秋田ひろむさんに、楽曲の書き下ろしをお願いさせてもらいました。
「フィリア」はギリシャ語で親愛なる人への愛情や友愛という意味です。
「大切な友に末長い希望を」という想いが込められたこの曲は、僕も歌いながら自分自身も励まされるような思いを起こさせられたり、年代関係なく、大切な仲間と一緒に頑張っていこうという強さと希望をもった曲ができたと思っています。

(引用:http://heroaca-movie.com/music/)

人それぞれ違うヒーローや、友という大切な存在に対する想いが込められた曲だということが分かりますね。

子供にとっては夢中になってがむしゃらに追いかける存在のヒーローですが、
菅田さんはこの曲を通して大人の視点にも寄り添っています。

ー 菅田将暉さんコメント ー

瞬間、瞬間的には人間って希望を持ちやすいんです。そういうふうにできている。でも大人はしばらく経つと客観視して、現実を見てしまって「やっぱりこのままじゃダメな気がする」というように打ち砕かれる瞬間ってあると思うんです。でも、それでもどうか、末永いものを。

こういった想いがこの曲の大きなテーマとなっているのですね。

それでは歌詞をみていきましょう。

救ったはずが救われたっけ
握ったつもりが握られた手

笑う為に僕らは泣いた
それを敗北とは言わない

願わなきゃ傷つかなかった
望まなきゃ失望もしなかった
それでも手を伸ばすからこその

遍く挫折に光あれ
成功、失敗に意味はないぜ
最終話で笑った奴へ

歌詞に出てくる上記のフレーズは、

「何かに挑戦するからこそ負う傷や敗北感は
最終的に笑うための過程であり必要なこと」
それは、決して負けたということではない。

そして、挫折や敗北感に苛まれた時でも
一緒に分かち合ったり 見届けてくれたり
称えてくれたりする友がそばにいることの有り難さ

そんな友の存在が自分にとっての勇気や希望であり
自分も大切な人の希望となって
その人たちの未来が良い方向に向かっていくよう願ってるから
一緒に頑張っていこう。

こんな想いやメッセージが込められているように感じますね。

そして最後の歌詞では、

今日の君が笑ったことで
敗北も無駄にはならなかった
故に咲くどん底の花
友よ、末長い希望を
ロングホープ・フィリア

と歌われており、この曲の感情がギュッと詰まっているような言葉が出てきています。

どれだけ挫けそうになっても、時には辛酸をなめても、
必ず最後にはその経験が活きるから「末永い希望を」持ち続けてほしい。

そんな熱い想いを感じることができる一曲ですね。

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菅田将暉さんにとっての「ロングホープ・フィリア」。。。
誰の目線で歌っているの?

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(出典: http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/65807)

「ロングホープ・フィリア」の作詞作曲を手掛けた秋田ひろむさんはこの曲について、
「主人公たちが目指す絶対的なヒーロー・『オールマイト』の目線の楽曲です」というコメントを残しているそうです。

そう捉えると、曲中に出てくる

遍く挫折に光あれ
成功、失敗に意味はないぜ
最終話で笑った奴へ
トロフィーとしてのハッピーエンド

という歌詞が現在のヒーローからヒーローを目指す者たちへの励ましの言葉であると考えたほうが分かりやすいのかもしれませんね。

ただ、

面白いのが、「秋田ひろむさんには自分がどこかこの話の主人公・出久(でく)と重なる部分もあるからぴったりだと思う」と声をかけられたことを菅田将暉さんがインタビューで語っているところです。

確かに、

時を経ては変わってく
街並みも友達も
大抵は離れて分かる
寄る辺なさは瞭然たる感傷

ましてや自分 僕は僕を
離れられぬやましさを背負って
だから友よ 見届けてくれ
変わったのじゃなく変えたのだ

※寄るべなさ=よりどころ(頼りにできる人)が無い状況。

という部分などは、現在のヒーロー(オールマイト)の視点で捉えることもできますが、
これからヒーローになる主人公の決意を歌っていると捉えるほうが自然に聞こえてくる気もします。

実際に菅田さんは、この「誰の目線で歌っているのか」という点についてかなり考えを巡らせたことを以下のように語っています。

「出久(ヒーローを目指す主人公)目線の曲じゃないと、これを自分が歌うことで、いろいろと矛盾してしまわないか!?」と僕は思っていて。で、そんななか、「ああ、たぶんオールマイトというのは僕の中でいう俳優業の部分で、出久は音楽業での自分なんじゃないか」という気がしてきたんですよ。もちろん俳優業もまだまだこれからいっぱいがんばらなきゃいけないし、未熟なところはたくさんあるものの。いま話したこの両面があると、過去に仮面ライダーとしてヒーローを務めた奴が、ヒーローを目指す主人公として歌うというややこしさもちょっとだけ解消できる(笑)!(出典: https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20180714-00028651-rolling-ent&p=4)

※菅田さんは仮面ライダーシリーズ「仮面ライダーW」で史上最年少ライダーとして2009年にデビュー

若き熱意を持った未来のヒーローたちに捧げる「末長い希望」と、
苦楽を共にし、同じ目標に向かう仲間へ捧げる「末長い希望」。

ヒロアカのストーリーについては少し後述しますが、
立場の違う人物の視点で「ロングホープ・フィリア」を聴いてみるとより一層この曲が楽しめるかもしれません。

ロックバンド・『amazarashi』の秋田ひろむさんとは?

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(出典: https://rockinon.com/feat/amazarashi_201703)

菅田将暉さんの1stアルバム『PLAY』に収録されている「スプリンター」を楽曲提供した時にも話題になりましたが、
今回の「ロングホープ・フィリア」を作詞作曲したのは秋田ひろむさんという方。

「日常に降りかかる悲しみや苦しみを雨に例え、僕らは雨曝しだが “それでも” というところを歌いたい」という想いからから名付けられたというロックバンド『amazarashi』(アマザラシ)でボーカル・ギターを担当し、
過去には『ヒロアカ』のアニメ主題歌を歌っています。

 「僕のヒーローアカデミア」OP曲となった、amazarashi『空に歌えば』

ヒロアカ、菅田将暉さんともにゆかりのある人物という訳ですね。

そんな秋田ひろむさんの楽曲の特徴と言えばやはりその言葉の力。

「時に絶望的とも思えるシチュエーションに遭遇し心が折れそうになったとしても、希望は必ずある」というような一筋の光を与えてくれるような秋田さんの歌詞には強く惹きつけられるものがあります。

さらに、今回の「ロングホープ・フィリア」では秋田ひろむさんと菅田将暉さんの歌い方が似ているのでは?という意見も多く、ぜひ「空に歌えば」の秋田さんの歌声にも注目して聴いてみてください。

『僕のヒーローアカデミア』(ヒロアカ)ってどんなストーリー?

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(出典:http://anicul.jp/heronetabare/)

今回、菅田将暉さんの「ロングホープ・フィリア」が主題歌となっているヒロアカ(『僕のヒーローアカデミア』)とはどんな作品なのでしょうか。

少し気になる方もいると思いますので、簡単に原作のあらすじを紹介します。

物語の舞台は、世界総人口の約8割が超常能力を持つに至った超人社会。
「個性」と呼ばれるこの超常能力を悪用する敵(ヴィラン)に対し、「個性」を発揮して取り締まるヒーローは人々に讃えられていました。
主人公の緑谷出久(みどりや いずく)は幼い頃から平和の象徴と謳われるヒーロー・オールマイトに憧れを抱いていますが、彼自身は超常能力が発言しない「無個性」という設定。
にも関わらず、ヒーローになる夢を諦めきれない出久は、偉大なヒーローを多く輩出してきた国立雄英高校の難関ヒーロー科への進学を目指します。
当初無謀とも言われた彼の受験はオールマイトとの運命的な出会いによって一変。
無事に雄英高校への合格を果たし、個性的な仲間たちと共にヒーローを目指すのだが。。。といった物語です。

◯TVアニメ『僕のヒーローアカデミア』第3期

設定自体が非常に面白く興味をそそりますよね。

これを踏まえた上で、

菅田将暉さんの曲が主題歌となっている劇場版『僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ~2人の英雄(ヒーロー)~』では、テレビアニメにはなかったオリジナルストーリーが展開されています。

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(出典: https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1527469467)

その舞台となるのは海外に浮かぶ人工島『I・アイランド』。

期末試験が終わり、夏休みの林間合宿を控えた雄英高校メンバー。

デク(主人公・緑谷出久のヒーロー名)とオールマイトは、ある人物からの招待を受け、海外に浮かぶ巨大人口移動都市『I・アイランド』を訪れていた。

世界中の科学研究者たちの英知が集まったまさにサイエンスハリウッドのような島で個性やヒーローアイテムの研究成果を展示したI・エキスポが開催される中、デクは“無個性”の少女・メリッサと出会う。

メリッサに、かつて同じ“無個性”だった自分を重ね合わせるデク。

その時、突如鉄壁のセキュリティーを誇るアイランドの警備システムが敵(ヴィラン)にハッキングされ島内全ての人間が人質にとられてしまう!

いま、ヒーロー社会の構造を揺るがしかねない“ある計画”が発動する!

その鍵を握るのは、平和の象徴・オールマイト。

原作者である堀越耕平さん総監修にオリジナルストーリーとなっている同映画。
この夏話題を呼びそうな注目作の一つですね。

終わりに

(出典:https://www.musicman-net.com/artist/62142)

いかがだったでしょうか。

今回は菅田将暉さんの「ロングホープ・フィリア」について、その歌詞の意味や曲に込められた想いについて考えてみました。

幅広い役柄を臨機応変にこなせる俳優としてドラマや映画に引っ張りだこの菅田将暉さん。

そしてその活躍は俳優の枠に留まることなく、音楽業界でも大きな注目を浴びる存在となっていますね。

そんなマルチな才能を発揮し活躍を続ける菅田将暉さんがヒロアカとコラボして奏でる『ロングホープ・フィリア』。

菅田さんの声で響く、「大切な友へ末長い希望を」という想いに励まされる一曲ではないでしょうか。

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