ファンキー加藤「風物詩」歌詞の意味や曲に込められた想いとは?
(出典: http://www.hmv.co.jp/artist_ファンキー加藤)
柔らかいメロディーに熱いメッセージがこもっているファンキー加藤さんの「風物詩」。
2018年3月21日リリースとなった、3rdアルバム『今日の詩』に収録されている一曲ですね。
ファンキー加藤さんと言えばやはり、ストレートな歌詞で勇気づけてくれる応援ソングですが、
この「風物詩」も心に響くフレーズがたくさん詰まった、背中を押してくれる素敵なナンバーとなっています。
今回は、気持ちを新たに新生活をスタートさせる方が多いこの時期にもピッタリなこちらの曲について、その歌詞の意味や曲に込められた想いを紹介してみたい思います。
ファンキー加藤「風物詩」歌詞の意味や曲に込められた想いとは?
「風物詩」ー ファンキー加藤
作詞: ファンキー加藤
作曲: soundbreakers, ファンキー加藤
洗車した次の日は
必ず雨が降るし
今はまだその時ではないと
見て見ぬフリを続け
気付けば愛着まで汚れてしまう
散々な目に遭うなら いっそ
大胆に当たって砕ける方がいいなたとえ夏の花火のように
一瞬で消える光でも
世界の何処かで誰かがきっと
その目に焼き付けてくれるから
これ以上何をためらうんだ
空へ 未来へ飛び出そう
どんな暗闇でも確かな“夢=灯火”なら
胸(ここ)にあるよ自分探しの旅とか
自己啓発の本とか
求めるほど課題は増えてく
本当はもっと単純
自分を愛せばいい
分かってるけど…Dear my friend
「ありのままでいいよ」なんて言わないで
新しい景色も見てみたいたとえ真冬の雪のように
大半の人に疎まれても
世界の何処かで誰かがきっと
手のひらで受け止めてくれるから
そんなに怖がらなくていい
雑多な街へ飛び込もう
冷たい風にも動じない“希望=ぬくもり”なら
胸(ここ)にあるよ人の群れは駅の改札
飲み込まれてる訳じゃない
一人一人自分の意志で向かっている
皆 選ばれし勇者
多分そうだろう
僕たちもたとえ秋の桜のように
今は気付かれなくても
世界の何処かで誰かがきっと
その時を待っててくれるから
これ以上何をためらうんだ
上を向いて生きてゆこう
それでも孤独を感じるときは
僕たち ずっとそばにいよう共に行こうよ
「風物詩」の中で全体として語られているように感じるのは、「輝ける時は必ず来るから勇気を持って前に進み続けよう」という強いメッセージではないでしょうか。
応援ソングにも色々な形があって、そっと寄り添ってくれるような曲もあれば、グイッと前に押し出してくれるものもありますよね。
私個人のイメージでは、この「風物詩」でもファンキー加藤さんの言葉は後者で、前に一歩踏み出す後押しをしてくれるような想いを感じます。
印象的な箇所をいつか挙げてみますと、
たとえ夏の花火のように
一瞬で消える光でも
たとえ真冬の雪のように
大半の人に疎まれても
たとえ秋の桜のように
今は気付かれなくても
といった、人の儚さや人生のつらい時期が表現されている部分は、
世界の何処かで誰かがきっと
その目に焼き付けてくれるから
手のひらで受け止めてくれるから
その時を待っててくれるから
という、きっと報われる時が来ると信じさせてくれる暖かい言葉で結ばれています。
ファンキー加藤さんはどんな想いで、この歌詞を書いたのでしょうか。
本人のコメントでは、
「夏の花火」「真冬の雪」という季節の風物詩を描きながら、中へ「秋の桜」という表現も加えました。桜って春を象徴する存在。秋の桜ってまったくもって自分の本領を発揮出来る季節ではない。なのに、なんで秋の桜だったのか…。
桜って、春という季節にはみんなチヤホヤしてくれるけど、その短い季節を終えたら誰も相手にしてくれない。まして、葉っぱも散った秋や冬の桜の木なんて誰も見向きもしない。なのに、春になってふたたび花を開かせると、みんなが桜の木の下へ集まり、その存在を見上げ愛でてくれる。それって、人生もそうだと思うんです。今は秋の桜のように、必死にもがいていても誰も見向きもしてくれないけど、頑張り続けることで、何時か春の桜のようにその人の人生にも花が咲くはず。その想いを、『風物詩』には描いています。
春まで待ってこそ輝ける桜と、つらい時期を耐え抜いてこそ輝ける時が来る人生に共通点を見つけて生み出された曲だったようです。
「秋の桜」の歌詞の部分にも注目しながら、じっくり聴きたい一曲ですね。
終わりに
(出典: https://entertainmentstation.jp/195546)
いかがだったでしょうか。
今回は、いつも熱いメッセージで背中を押してくれるファンキー加藤さんの曲の中から、「風物詩」の歌詞について紹介してみました。
純粋に「J-POPとして良い歌を作りたい」「一人でも多くの人に愛される歌を作りたい」という想いのみで作ったというこの曲。
きっとその心温まる歌詞が多くの人の心を勇気づけてくれるでしょう。
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