「Play A Love Song」の歌詞の意味とは?ー宇多田ヒカル
雪の積もった雪原という大自然の中で、無邪気にはしゃぐ宇多田ヒカルさんの姿が印象的なサントリーのCMに起用されている、「Play A Love Song」。
真っ白な背景に出てくる「キゲンよくやってる?」や「ニンゲンらしくやってる?」という言葉にも少し考えさせられる映像になっていますね。
実は、今回のCMが撮影されたころには、まだこの曲の歌詞が完成していたわけではなく、”長い冬が終わる瞬間〜”というフレーズも撮影中に出てきたそうです。
過酷だったと言われる極寒の地での撮影から宇多田さんが思いを馳せたという「その先にある、長い冬が終わる瞬間」。そして、その言葉から連想される「生命力」や「開放感」。
今回は、そんな背景から生まれた宇多田ヒカルさんの「Play A Love Song」について、歌詞の意味を考えてみたいと思います。
宇多田ヒカル「Play A Love Song」の歌詞の意味とは?
「Play A Love Song」– 宇多田ヒカル
作詞: 宇多田ヒカル
作曲: 宇多田ヒカル傷ついた時僕は
一人静かに内省す
深読みをしてしまう君は
不安と戦うHold me tight and don’t let go
Why we fight I don’t know他の人がどうなのか
僕は知らないけど
僕の言葉の裏に他意などないよ長い冬が終わる瞬間
笑顔で迎えたいから
意地張っても寒いだけさ
悲しい話はもうたくさん
好きだって言わせてくれよ
Can we play a love song?友達の心配や
生い立ちのトラウマは
まだ続く僕たちの歴史の
ほんの注釈Hold me tight and don’t let go
Why we fight I don’t know僕の親がいつからああなのか
知らないけど
(大丈夫、大丈夫)
君と僕はこれからも成長するよ
(大丈夫、大丈夫)落ち着いてみようよ一旦
どうだってよくはないけど
考え過ぎているかも
悲しい話はもうたくさん
飯食って笑って寝よう
Can we play a love song?側においでよ
どこにも行かないでよ
Hold me tight and don’t let goもう二度と離さないと
言わんばかりに抱き締めたいよ
疑っていてもいいけど
悲しい話はもうたくさん
嘘だって吐きたくなるよ
Can we play a love song?長い冬が終わる瞬間
笑顔で迎えたいから
意地張っても寒いだけさ
悲しい話はもうたくさん
好きだって聞かせてくれよ
Can we play a love song?
「Play A Love Song」の 歌詞は大雪原からインスピレーションを受けた!?
このインタビューでのコメントとは別に、宇多田ヒカルさんは「Play A Love Song」の歌詞について、
歌詞がまだ断片的にしかなかった中、撮影中に「長い冬が終わる瞬間」という言葉が出てきました。
撮影現場が極寒の地だったからこそ、その先にある、長い冬が終わる瞬間に思いを馳せられました。
前作「Fantôme」が緊張感のあるアルバムだったので、次のアルバムが生命力や解放感に向いていることにもつながったように思います。
と語っています。
宇多田さんが雪原で感じたこの「長い冬が終わる瞬間」がやって来ることへの期待=「生命力」や「解放感」だとすると、
曲に表れているのは、恋人と思われる人(思いを寄せる人物)へ素直になることを諭すような内容になっていると考えられるのかもしれません。
深読みをしてしまう君は 不安と戦う
僕の言葉の裏に他意などないよ
意地張っても寒いだけさ
「深読み」、「意地っ張り」、「考え過ぎ」、「トラウマ」。
こういったことが今までのあなたを作ってきたのかもしれないけれど、結局は自然に今を生きるのが1番。
長い冬が終わる瞬間
笑顔で迎えたいから
意地張っても寒いだけさ
悲しい話はもうたくさん
好きだって聞かせてくれよ
すべて綺麗事では行かない世の中かもしれないけれど難しく考えてばかりいても良いことはないんじゃないか。
だったらせめて僕と一緒にいる時だけでも素直になって一緒にラブソングを奏でよう。
こういったメッセージがこの歌詞の中には込められているようですし、
大自然が冬から春へと変わる時に感じられる”解放感”というところに、
「あなたもこの自然のように、しがらみから解放されていってほしい」という願いが込められている気がします。
すごくシンプルに「好きだ」という気持ちを大切にしようよ。ということなのかもしれませんね。
終わりに
(出典: http://www.utadahikaru.jp/music/other/title_10.html)
いかがだったでしょうか。
今回は宇多田ヒカルさんの曲、「Play A Love Song」の歌詞の意味を考察してみました。
宇多田さんの歌詞には深く考えさせられるものが多いですが、この楽曲もそのうちの1つではないでしょうか。
捉え方によっては、素直になろうと自分に言い聞かせているような歌にも聞こえてきますし、
「飯食って笑って寝る」というシンプルな行いが本当はとても尊いことで意味があることだと思わせてくれているようにも感じてしまいます。
長い冬が終わった時のように気持ちも少し温かくなる、とても素敵な一曲ですね。
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