aiko「愛した日」歌詞の意味とは?

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(出典: https://www.musicman-net.com/artist/84572)

金曜ナイトドラマ『私のおじさん~WATAOJI~』の主題歌としても起用されていたaikoさんの「愛した日」。

「たまにあなたがとても恋しくなるよ」というとてもストレートな想いから始まるこちらの曲は、

「愛していた頃の日が心に残っていて欲しい」といった気持ちを、静かに、そして優しく振り返っている印象を受ける温かいラブソングです。

ライブでも大忙しだった昨年のアルバムリリース以来、約9ヶ月ぶりの新曲となった今回の「愛した日」。

どんな想いが込められているのか、その歌詞の意味を考察してみたいと思います。

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aiko「愛した日」歌詞の意味とは?

ドラマ『私のおじさん〜WATAOJI〜』主題歌

作曲: aiko
作詞: aiko

たまにあなたが
とても恋しくなるよ
ずいぶん会ってないせいかな

それは仕方ないし
自然とそうなったし
あなたもあたしも
止めなかったし

ゆるやかに弧を描く
耳を優しくさわって

あなたの姿が見えない日も
さわってあげられない日も
心の底から大好きだった
平気と晴れた空に
あたしは今日も上を向く
昔あなたがしてたから

途中で黙った
あの日の帰りみたい
書き足せなかった余白みたい

約束はただの約束
あの場所もただのあの場所

些細な仕草と混じる雲に
さようならも言えないまま
2人手を離してしまったのね
重なる笑い甘えた言葉は
あなたの心のどこかに
今日もありますか

今のあたしの目と
今のあなたの目が
合ったら
合ったら
泣いてしまうのかな

あなたの姿が見えない日も
さわってあげられない日も
心の底から大好きだった
平気と晴れた空に
あたしは今日も上を向く
昔あなたがしてたから

たまにあなたが
とても恋しくなるよ

という出だしから、過去に愛していた人との時間を回想して、
自然と別れが来てしまったことが歌われている部分の後、

サビは以下のように続いていきます。

あなたの姿が見えない日も
さわってあげられない日も
心の底から大好きだった
平気と晴れた空に
あたしは今日も上を向く
昔あなたがしてたから

このように、愛しい人と過ごしていた日のことを想って、改めて大好きだったという気持ちが溢れているとともに、
相手の仕草が自分のものになっていることも分かります。

この部分には、「あなた」のことをずっと見ていたからこそ、
「あなた」の好きだった部分が忘れられないということが歌われているのかなと想像します。

あたしは今日も上を向く

解釈は別れると思いますが、その人の性格というのがとても前向きな人。
その相手の性格がとても好きだったという想いがここで表現されているのではないでしょうか。

そして、後半の歌詞にあるように、あなたの心の隅に今日も「愛した日」が残っていて欲しいという気持ちも入っているのでしょうね。

その他、個人的にとても強い印象を受けるのが2番のサビに入る直前に登場する以下の部分です。

約束はただの約束
あの場所もただのあの場所

文字にするとたった2行のこの短い言葉の中に、

今まで二人の間で交わしていた約束や、お互いにとっての思い出の場所などが果たされることなく、
今では何でもないものになってしまったという強烈な切なさ。。。

どなたでも一度は感じたことのある「あの気持ち」をこの短い文字でaikoさんが代弁してくれていると感じるのが私だけでないことを願います。

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「愛した日」の歌詞はファンへのメッセージとも受け取れるの?

ファンの方の中には、aikoさんの歌詞に時々ファンへのメッセージが込められていることを予想し、その声をSNS上などに投稿しているのを見かけます。

この「愛した日」の中にもいくつかファンへのメッセージが隠れていると考えることはできるのでしょうか。

あなたの姿が見えない日も
さわってあげられない日も
心の底から大好きだった

の部分などは、ライブで触れられたファンの方以外に、遠くの席で触れられなかったファンのみんなも、来られなかった(姿が見えなかった)みんなも心の底から大好き、というメッセージと解釈できなくもない気はしますね。

私個人の意見としては、ファンへのメッセージという捉え方は正直分かりませんが、もう一つの考え方としては、特に異性というだけでなく、疎遠になってしまった親友のことを歌った曲という解釈も面白いのではないかと思っています。

過去の別れを温かい気持ちで振り返るという点を中心に色々な視点でこの曲を聴いてみると、解釈に深みが出るのではないでしょうか。

終わりに

今回は、aikoさんの「愛した日」という曲について、その歌詞の意味を考察してみました。

冒頭にも紹介しましたが、この曲はテレビ朝日系金曜ナイトドラマ『私のおじさん~WATAOJI~』の主題歌にも起用されたということで、aikoさんと番組のプロデューサーさんは以下のようなコメントを残しています。

◎aikoさんコメント
皆様お元気でしょうか?aikoです。
今回このドラマの主題歌のお話を戴いた事、本当に心から嬉しかったです。
出来上がった曲は何曲か候補があったのですが、これだ!と思う曲をプロデューサーさんと監督さんに聴いていただきました。そしたらとても嬉しい感想を頂けたので本当に嬉しかったです!
もちろん!私は最終話の話は何も知りませんが
恋愛も友情もそうなったらいいなとどこかで思って最後まで歌詞を書いているのでその言葉言葉がリンクする瞬間があるのならこんな嬉しい事はありませんね。
毎週手をぎゅーっとしっかり握りしめて見ています。頑張ってくださいね。
私の曲「愛した日」がこのドラマの中でしっかりと花を咲かせられます様に!
どうぞよろしくお願いします!

◎プロデューサー・貴島彩理さんコメント(テレビ朝日)
“一生懸命がんばる女の子の背中を押す主題歌”と思ったときに、真っ先にaikoさんが浮かびました。
私自身バラエティAD時代、仕事や恋愛でへこんだ時、aikoさんのいろんな楽曲に力を頂いてきたので、まさかお受けいただけると聞いたときは嬉しくて飛び上がりました!
実は『私のおじさん~WATAOJI~』の結末は、企画を作った時から決まっているのですがその内容はaikoさんにはお伝えしていませんでした。
なのに「愛した日」のデモがあがってきた時、歌詞がラストシーンにあまりにピッタリと当てはまっていたので、“こんな奇跡があるんだ!”と現場でみんなで感動しました。
優しくて愛に溢れた最高の主題歌に、見合うドラマに仕上げられるよう、キャストスタッフ一同、力を合わせて頑張りたいと思います!

温かくもあり、独特の切なさを感じずにはいられないこの「愛した日」。

「一生懸命がんばる女の子の背中を押す主題歌」という言葉も出てきていますが、aikoさんの歌詞には、まるで恋をする人の心を全てを見透かしているのではないかと思わせる言葉の力がありますよね。

いつもリスナーに寄り添った音楽で日々の生活に彩りを与えてくれているaikoさん。

今年も素敵な音楽を発信し続けていってほしいですね。

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