GLIM SPANKY「All Of Us」の歌詞の意味とは?

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(出典: http://www.billboard-japan.com/d_news/detail/62479)

ボーカル・ギターを担当する松尾レミさんと、全体を包む暖かい音が特徴のギター・亀本寛貴さんからなる2人組ユニットGLIM SPANKY。

ドラマ『警視庁・捜査一課長 season3』の主題歌にもなっている「All Of Us」は、松尾さんの気持ちよく響き渡る声で、
「今日も一日頑張ろう!」という活力を与えてくれる力強い楽曲です。

昨年の『season2』の主題歌である「美しい棘」でも炸裂していたボーカル松尾レミさんの心揺さぶる声。どこか懐かしさを漂わせながら独特のうねりで聴きどころを引き立てる亀本さんのギター。

今回はそんな二人の魅力が存分に詰まった「All Of Us」について、その歌詞の意味や解釈を考えてみたいと思います。

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GLIM SPANKY「All Of Us」の歌詞の意味とは?

「All Of Us」 GLIM SPANKY
作詞: 松尾レミ
作曲: GLIM SPANKY

本当は柔い毛布に包まっていれば
安心だってことなんて知ってるよ ベイベ

だけど太陽 僕を起こすよ
「君はこっから出て行かなくちゃ」
そう背中を押されて家を出る

外にはひどい魔物がいて
手を出して笑ってた

僕は大丈夫 傷ついたって
大事な人を思い出して
まだ行けるぞと立ち上がれるから

気付かぬ間に支え合った 誰だって

今日が終わる頃 僕らは笑って居ますように
どうか 戦いながら生きる明日が晴れますように
隣にいる人々を信じ愛しながら
生きてたい

本当は弱い 魔物だって わかってる

今日はあまりにも窓辺の夕日が赤くって
こんな有り触れたことすら奇跡と思ったんだ

今日が終わる頃 僕らは笑って居ますように
どうか 戦いながら生きる明日が晴れますように
隣に居る人々まで
自分事の様に思えるほど
ちゃんと愛しながら生きてたい

曲のタイトル「All Of Us」について

GLIM SPANKYの曲を聴いているとよく感じるのですが、歌詞の言葉に非常に共感を持ちやすいものが多い印象です。

今回のタイトルになっている「All Of Us」は”私達はみな”と訳すことができると思うのですが、
歌詞全体を見渡しても分かる通り、私達はみな、どこか同じような感情を心に抱いている。

本当は柔い毛布に包まっていれば
安心だってことなんて知ってるよ ベイベ

だけど太陽 僕を起こすよ
「君はこっから出て行かなくちゃ」
そう背中を押されて家を出る

今日が終わる頃 僕らは笑って居ますように
どうか 戦いながら生きる明日が晴れますように
隣にいる人々を信じ愛しながら
生きてたい

人生色んなことが起こるし、自分が思っているようにいつも感情をコントロールできるわけではない。

だけど、心の底では「弱い自分に勝ちたい」だったり、「周りの人と助け合って生きていくこと」を望んでいるし、そうやって幸せを感じていたい。
こんな想いはだれでも日常的に抱く感情だと思います。

とくに忙しくて時間に追われて周りが見えなくなってしまいそうな時にこそ、「あなたは一人じゃないよ。大丈夫、一緒に頑張ろう」。というようにフッと我に返ることができるような歌詞になっているように感じますね。

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歌詞に出てくる「魔物」は何を意味しているのか?

歌詞の中に出てくる少し抽象的な表現「魔物」については何のことを表しているのか少し気になった方もいるのではないでしょうか。

外にはひどい魔物がいて
手を出して笑ってた

本当は弱い 魔物だって わかってる

どうか 戦いながら生きる明日が晴れますように
隣に居る人々まで
自分事の様に思えるほど
ちゃんと愛しながら生きてたい

「All Of Us」の歌詞を少し切り出して考えてみましたが、私が考えるここでの「魔物」は本来の自分を自分でなくしてしまうモノや感情のことではないかと思います。ある意味では「自分の中の弱いもう一人の自分」ということにもなり得るのかもしれません。

例えば、いつもの自分(心に余裕のある自分)であれば人に優しく接することができる、隣の誰かの幸せも自分のことのように感じることができる。でも、この「いつもの自分」は時として弱い自分に支配されて、人の喜びを羨ましがったり妬んだりしていることがある。

突然の不運な出来事や、立場・状況といった要因が人を変えてしまうことはよくあることですが、そういった普段の自分を見失うことになる原因をこの曲では「魔物」と表現しているように感じますね。

MVのメッセージを読み解く鍵は「花言葉」?

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(出典: https://www.youtube.com/watch?v=s7NmSBEezAw)

CDのジャケット写真にも花が出てきていますが、「All Of Us」のMVに登場して目を引く”カモミール”の花。
ボーカルの松尾レミさんが抱えていますよね。

その花言葉は「逆境に耐える」「苦難の中の力」で、今回のドラマ仕立てになっているというMVにおいて大きな役割を果たしているそうです。

自分なりに解釈を加えて楽しむことができるようになっている「All Of Us」のミュージックビデオ。

わたしたちの誰もが日々感じている葛藤や苦しみをそっと包み込んで、今日一日を生きる希望を花言葉とともに与えてくれているような気もします。
思わず感情移入して見てしまう映像ですね。

終わりに

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(出典: https://www.instagram.com/glimspanky/?hl=ja)

いかがだったでしょうか。
今回はGLIM SPANKYの「All Of Us」について歌詞の意味や解釈を紹介してみました。

この曲は、「昨日の自分より今日の自分は前に進んでいるのかな。」、「周りの人は大切に出来ているのかな。」など聴く人によって色んな感情が生まれる作品ではないかと思います。

そして、その自分なりに感じることや突きつけられる問いを大切にしていこう、「1日が終わる頃にはきっと笑えている」から。とGLIM SPANKYの二人に勇気付けられている気がします。

毎日を一生懸命に生きるあなたへ、ぜひ聴いて欲しい一曲ですね。

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