Perfume「Future Pop」歌詞の意味とは?
(出典: https://www.rbbtoday.com/)
Perfumeの最新アルバムである『Future Pop』と同タイトルになっているこの曲(アルバムのリード曲は「Let Me Know」です。)
シンプルに原点回帰を思わせてくれるような素敵なアルバムに仕上がっている今作品ですが、
そのタイトルと同じ名前の曲というだけあって特別な想いが込められていることも推測されます。
これまでのPerfume、そしてこれからのPerfumeといった挑戦を続ける彼女たちにとって、
この「Future Pop」どんな意味を持つのか。
そんなことを考えながら、この曲の歌詞を考察してみたいと思います。
Perfume「Future Pop」歌詞の意味とは?
「Future Pop」ー Perfume
作詞: 中田ヤスタカ
作曲: 中田ヤスタカそう見慣れた いつもの景色が
変わるの 全てをつなげば
騒ぎ出す 街中の全てが
聴こえるLight Wave 飛ぶ Skyway
叶えて ほら Future PopLight Wave 飛ぶ Skyway
叶えて ほら Future Popあの頃と 意味は違うけど
そうボクらは 生き続けてきた
再現する 未来の全てを
空気がLight Wave 飛ぶ Skyway
叶えて ほら Future PopLight Wave 飛ぶ Skyway
叶えて ほら Future Pop
Light Wave(光の波)や Skyway(空の道)歌詞は一体何を意味しているの?
(出典: https://www.rbbtoday.com/)
「光の波 飛ぶ 空の道」。。。
この「Future Pop」は歌詞だけを見ると非常に抽象的で解釈の幅が広い印象を受ける曲ですよね。
この解釈が全く正解ということはないですが、
今回も一つの考え方として、この「Future Pop」から考えられる歌詞の意味を考察してみたいと思います。
まずは1番の歌詞、
【1番】
そう見慣れた いつもの景色が
変わるの 全てをつなげば
騒ぎ出す 街中の全てが
聴こえる
私は2つもの解釈の仕方がここにはあるのかなぁと考えています。
(もちろんプロデューサーである中田ヤスタカさんが作詞している前提ではありますが。)
1つ目はPerfumeの未来への心構えを歌っているというもので、
2つ目は3人が今の視点から子供の頃(デビュー前)を振り返っているというものです。
順番にみてみましょう。
まずは「Perfumeの未来への心構え」という見方ですが、
これは単純に、今まで経験して培ってきたもの全ての力を集結したら、これからも新しいものを生み出していける。という挑戦を続ける彼女たちの想いが反映されているのではないかという考え方です。
とあるインタビューで、Perfumeの未来について尋ねられた かしゆかさん は、
「人間味」と「最先端技術」を両立する活動をさせてもらっていますけど、大事な部分は人間味のほうなので。技術はこの先どんどん新しいものに変化していくので、今の最先端な技術は数年後には当たり前のものになっていくと思うけど、私たち自身は何も変わらず、新しいことをなんでも楽しんで今と同じように活動していると思います。
と答えています。
今までの経験を大切にしながらこれからもPerfumeの代名詞と言っても過言ではない”フューチャーポップ”を表現していくということなのかなと予想します。
そして、もう一つの「3人が現在の視点から子供の頃を振り返っている」というものですが、
こちらは「騒ぎ出す 街中の全てが」のような歌詞になんとなく無邪気さを感じることから思い浮かべました。
要するに、「見慣れたいつもの景色が変わる」は、
「小さいときからの「大好き」という強い想いを持っていれば、いつかその力は大きくなって夢を叶える原動力に変わっていく、それが今のperfumeだよ。」というような解釈です。
そしてサビに出てくる、
Light Wave 飛ぶ Skyway
叶えて ほら Future Pop
「Light Wave(光の波) 飛ぶ Skyway(空の道)」は、波打つエネルギーのように3人の力を表現し、3人合わさった力が相乗効果を生んで新しい音楽へとつながっていく様子を表している。
私は、Perfumeの「Future Pop」にはこんな意味があるのではないかと解釈しました。
メンバーの一人である、あ〜ちゃんさんの言葉を借りると、
Perfumeは今、自分たちが小学校のときに想像してた状況とはかけ離れたところにいるので、すでにもう私たちは未来に生きている感覚があります。だからフューチャーは今だと思ってる。
この言葉を頭に入れておくと、以下の2番の歌詞にも深い意味を感じることができます。
【2番】
あの頃と 意味は違うけど
そうボクらは 生き続けてきた
再現する 未来の全てを
空気が
Perfumeの未来のことを歌っているにしても、
3人の子供の頃を振り返っているにしても、
「あの頃」と意味は違う。とっても意味深です。
もしかしたらここは「フューチャーポップ」というPerfumeが独自に創り上げてきた世界に対する意味合いがあるのかもしれませんし、
彼女たち3人にとっては成功を夢見ていた「あの頃」から見える未来と、スターダムにのし上がった今から見える未来は異なっているということも考えさせられる言葉。
(サビが似ているという声もあるPerfume 3rdシングル・「エレクトロ・ワールド」 MV)
いずれにしても、これからもPerfumeとして活動していく上で、「フューチャーポップ」を表現し続けていく決意や、
楽しみながら常に新しいことに挑戦し続けていくという想いを感じることができる一曲ではないかと思います。
終わりに
(出典: https://www.rbbtoday.com/)
いかがだったでしょうか。
今回はPerfume「Future Pop」の歌詞の意味について、個人的な考察をしてみました。
最後に少し余談にはなりますが、
この「Future Pop」というタイトルについて、あ〜ちゃんさんがその背景を語っているものを発見しました。
なんでも、プロデューサーである中田ヤスタカさんは、「Perfumeの曲は”フューチャーポップ”って感じ」と過去に言われていた時に「そう呼ばれるには早すぎる」という考えを持っていたのだとか。
自分でフューチャーポップと呼んで納得のいく曲を目指して作り続けてきて、
もう今のPerfumeはフューチャーポップになったんじゃないかって自信を持って思えるようになったから、今回それをタイトルにしてくれたそうです。(出典: https://natalie.mu/music/pp/perfume14/page/2)
ということなのだそうです。
短い言葉に詰まった想いを予想して長々と書いてしまいましたが、今までPerfume3人が辿って来た道のりを考えると、色んな想いを起こさせてくれる一曲なのではないでしょうか。
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