YUKI「トロイメライ」歌詞が素敵と話題に!その意味とは?
(出典: https://www.cinra.net/news/20180911-yuki)
映画『コーヒーが冷めないうちに』の主題歌として書き下ろされた、YUKIさんの「トロイメライ」。
公開となっているそのMVは、彼女の自然体の姿を映したプライベート・ビデオのような仕上がりになっていて、
「いつまでも変わらず可愛い過ぎる!」とファンから称賛の声があがっていますね。
『夢』、『夢想』を意味する「トロイメライ」というその特徴的なタイトルも気になりますが、YUKIさんはどんな想いをでこの曲を書き下ろしたのでしょうか。
今回はこの、映画『コーヒーが冷めないうちに』主題歌・「トロイメライ」について、
その歌詞の意味や歌に込められた想いを紹介していきます。
タイトル「トロイメライ」ってどんな意味があるの?
(出典: http://kitamahokif.jugem.jp/?eid=896)
タイトルの「トロイメライ」の意味を調べると、ドイツの作曲家ロベルト・シューマンのピアノ曲。
原題《Träumerei》。ピアノ曲集『子供の情景』の第7曲で、『夢』、『夢想』を意味する。
と出てきます。
「夢想」という言葉が少し耳慣れないかもしれませんが、
夢の中で思う事や、夢に見る事など、
そして、夢のようにあてもない事を心に思う事や、空想する事という意味がある言葉ですね。
ちなみにですが、曲に出てくる芍薬(しゃくやく)の花はこのような美しい花のこと。
(出典: https://lovegreen.net/languageofflower/p31678/)
芍薬は美しい女性の姿にも例えられ、花言葉は「はじらい」や「慎ましさ」だそうです。
また花言葉には色の違いによってそれぞれ、
ピンクは「はにかみ」。
白は「幸せな結婚」。
赤は「誠実」。
という意味になるそうですよ。
(出典: https://lovegreen.net/languageofflower/p31678/)
YUKI「トロイメライ」は映画『コーヒーが冷めないうちに』の主題歌!
冒頭にもあったように「トロイメライ」は、映画『コーヒーが冷めないうちに』のために書き下ろされた曲です。
どんなストーリーなのか、簡単にご紹介しておきましょう。
ー『コーヒーが冷めないうちに』ストーリー
舞台は、不思議な都市伝説のある小さな喫茶店。
『その喫茶店のある席に座ると、その席に座っている間だけ、望んだ通りの時間に移動ができる』といいます。
しかし、それにはルールがあり、
◯過去に喫茶店を訪れたことのないものには会う事ができない
◯過去に戻ってどんな努力をしても、現実は変わらない
◯過去に戻れる席には先客がいて、その先客が席を立った時だけ座れる
◯過去に戻っても、席を立って移動する事はできない
◯過去に戻れるのは、コーヒーを注いでから冷めるまでの間だけ
などなど、他にも少しめんどくさい制限が付いています。
出典: コマサト奮闘ビジネスBlog
物語の中では4人の女性が過去は変えられないことを理解したうえで、時間を移動し、会うことができなくなった人にもう一度会いに行きます。
現実は変わらなくても、限られた時間の中で過去に戻って会いたい人と再会し、お互いに言うことができなかった本当の気持ちを伝えていくのです。。。というお話し。
出典: 満喫ぶろぐ
いろんな展開を予想してしまうストーリーですよね。
(出典: https://realsound.jp/2018/07/post-218905.html)
このストーリーからYUKIさんはどんなメッセージを受け取って作曲にあたったのでしょうか。
彼女のコメントを以下に紹介します。
YUKIさん コメント
映画『コーヒーが冷めないうちに』の主題歌を担当することになり、とても光栄です。ありがとうございます。原作を読み、映画を観て、『トロイメライ』は完成しました。
何があってもおかしくない毎日の中で、私達は、哀しい事も嬉しい事も引き受けて暮らしています。「後悔しない生き方」に憧れ、頑張りながら、それでも人は時々、間違えてしまいます。でもそれは、もしかしたら、赦(ゆる)しあうためなのかもしれません。登場人物一人一人に思いを寄せていたら、そう、たどり着きました。間違えてしまうからこそ、お互いに赦しあって、生かされていくのではないかと。私には小さな傷跡が沢山残っているけれど、それを見る度に、他者に赦されてきた自分に気付くのです。過去の自分を責めて、前に進めなくても、その時の決断が決して利己的なものではなかった事を、誰かがきっと、わかってくれている。そうであってほしい、という希望と願いを込めて、作りました。
映画を観て、『トロイメライ』を聴いて、何度でも泣いて、何度でも笑ってください。
歌詞を見てこの曲を聴くと、一日一日を大切に生きようという気力をもらえるような気持ちになります。
この歌詞に出てくる「傷跡なら残るらしい」や、「無邪気なわたしには戻れないの」といった言葉はきっと、
「一度起こってしまったことはもとに戻せないから、もうその時の自分には戻れない。」
YUKIさんが歌うように、時を重ねるごとに無邪気な心を少しずつ失ってしまうのは仕方のないことなのかもしれません。
それでも、
誰かのことを想って優しい気持ちで生きていられたら、
時に間違いを起こしても、その気持ちを理解してくれる人がいるということをこの曲は教えてくれているような気がします。
人生は嬉しいこともあれば、悲しことも起こります。
この「トロイメライ」は、そんな時に自然の中で時間をちょっと過ごして癒やされるような、
そんな温かい気持ちを与えてくれる一曲ですよね。
終わりに
(出典: twitter)
今回は、YUKIさんが『コーヒーが冷めないうちに』という映画のために書き下ろした、
「トロイメライ」という曲について紹介してみました。
人ならば誰でも抱く「後悔の念」や「ちょっとした過ち」などといった小さな傷跡に寄り添って、
YUKIさんさしい温かい想いが言葉で表現されているこの楽曲。
慌ただしい一日の終わりに、そっと側でかかっていてほしい一曲です。
コメント
- Comments ( 6 )
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トロイメライの作曲はCHI-MEYです。
津野さんはカップリングのかたまりの作者です。
モモンガ様
メッセージ頂きありがとうございます。
大変失礼致しました。
すぐに訂正させて頂きました。
今後ともよろしくお願いいたします。
ライター・カズト
歌詞を載せるのに、著作権をもっている者(YUKIおよび所属事務所だろうと思われます)の許可はとってあるのでしょうか。
一部のみならず全文掲載だったので気になりました。本来は一部でも問題アリなのでしょうが。
NY様
メッセージ頂き誠にありがとうございます。
当記事については、歌詞の掲載を控えせて頂きました。
著作権等の問題については今後気をつけて対応して参ります。
よろしくお願いいたします。
リリカタ運営部
ラジオでこの曲を聴き、琴線に触れて泣いてしまいました。
ググって「YUKI」さんのトロイメライと判ったのですが
歌詞の意味が知りたくてまたググり、こちらにたどり着きました。
曲の説明や単語の意味などとても分かりやすく、なにより
YUKIさんご自身のコメントが載っていたのが嬉しかったです。
本当にありがとうございました。
通りすがりの人様
大変暖かいメッセージを頂きありがとうございます。
1リスナーとしての僕なりの解釈ではありますが、
そういった感想を持っていただけることをとても喜ばしく感じます。
また、アーティストさんの声がその曲を理解する上で一番のヒントになると思っておりますので、
できる限りご本人の言葉も記事を通じて紹介することを心がけております。
今回は大好きなYUKIさんの曲の良さが少しでも多くのリスナーに伝わればと思い「トロイメライ」を紹介させて頂きました。
この度は貴重な意見を頂きありがとうございました。
今後とも何卒よろしくお願いいたします。
ライター・カズト