絢香「あいことば」歌詞の意味とは?[映画『人魚の眠る家』主題歌]
(出典:http://ur0.link/NE8B)
11月14日に5th ALBUMとなる「30 y/o」をリリースした絢香さん。
約3年ぶりとなるオリジナルアルバムとなる「30 y/o」は、30歳という節目を迎えた絢香さんが「“変化”と“時間”」をコンセプトとした、新しいサウンドが詰まったものとなっている。
アルバム収録曲である「あいことば」は、映画『人魚の眠る家』の主題歌となっており、アルバムリリースに先行してYouTubeにてMVが公開され、映画の内容とリンクするその素晴らしい楽曲にファンやリスナーからは賞賛の声が上がっている。
今回はそんな絢香さんの「あいことば」の歌詞の意味や込められた想いなどについて考察します。
絢香「あいことば」歌詞の意味とは?
「あいことば」ー絢香
作詞:絢香
作曲:絢香透明な愛言葉
今宵は
旅支度を確かめ諦めない
一人でも大丈夫
エピローグ
抱き寄せて 離さない私はあなたと
ずっとずっと未来を見ながら
永遠に愛します
例え 何があってももう一度 あの声が
もう一度 あの笑顔に会いたいどうしてなの?
幾千の 生きる意味
神様に祈る度
繋がって私はあなたと
ずっとずっと明日の希望を
願い続けます
例え 何があっても私はあなたと
ずっとずっと未来を見ながら
永遠に愛します
例え 何があってもずっとずっときっと 希望を
ずっとずっときっと 未来を
ずっとずっときっと 明日を透明な愛言葉
「あいことば」について絢香さんはこうコメントしています。
不思議なことが。
原作と台本を読んでいると、言葉とメロディが私の中で止めどなく溢れてきて、読み終える頃に「あいことば」は形を成していました。
映画に携わる方々の熱意を感じながら仕上げていくことで、より研ぎ澄ませながら世界観を創り込めた気がします。
曲をお渡ししてしばらくした後に試写を初めて観て、何度も涙しました。本当に素晴らしい作品の一部となれたこと、
この楽曲を生み出すキッカケをくださったことに感謝しています。「あいことば」は私の作曲家としてのキャリアの中で、特別に誇れる一曲となりました。
(引用:http://ur0.link/NE8R)
絢香さん自身にとってもとても特別な一曲となったことが分かりますね。
そしてこの曲は、
映画側の”大切なわが子を守り抜こうとする母の愛を描いた本作の世界観を、絢香さんであれば最も美しく表現いてくれる”
という確信に近い強い想いからオファーされたそうです。
それでは歌詞を見ていきましょう。
透明な愛言葉
今宵は
旅支度を確かめ
ここで出てくる「透明な愛言葉」とは、母から子へ送る目には見えない「愛情」のようなものであると思います。
本来“あいことば”というのは“合言葉”と書かれますよね。
ある人と自分の間にしか分からない言葉、それを通じて時にはお互いの結束の固さや信用できる相手であることを確かめることもあると思います。
この曲では「愛言葉」と表現されていることから、“母と子”や“自分と大切な人”の間にある、目には見えない(透明)けれどお互いに感じることのできる「愛」を表しているのではと思います。
映画『人魚の眠る家』では、意識不明で回復の見込みがなく、眠り続ける我が子の奇跡を信じ、全てを投げ打って我が子を守ろうとする姿が描かれています。
しかしどこかで、我が子の死が頭をよぎる瞬間もあるのです。そんな時の為に自分の気持ちを確かめ、心の準備をしておくという意味で「旅支度を確かめ」という表現が使われているのではないでしょうか。
諦めない
一人でも大丈夫
エピローグ
抱き寄せて 離さない
「他の誰が諦めても私は諦めない。一人でも大丈夫。
我が子の人生の物語の結末は私が抱きしめて離さない。」
ここではエピローグという言葉が使われていますが、エピローグというのは、物語の結末や小説で言えばあとがきなどのことを言います。
それを抱きしめて離さないということは、まだ終わりではない、終わらせない、結末ではないんだ、という強い気持ちが表れているのではないでしょうか。
私はあなたと
ずっとずっと未来を見ながら
永遠に愛します
例え 何があっても
「私はあなたと一緒にずっとずっと未来を見ながら、あなたを永遠に愛します。
例え何があっても。」
この曲は、
自分にとって愛おしい人を強く想い、目に見えない透明な「愛」という心の言葉でその人に語りかけ、包み込む。
例え何があっても、その人と永遠に共に未来を見ながら希望を持って明日へと向かっていく。
そんな二人にしかわからない「あいことば」を歌っているのではないでしょうか。
とても素敵な曲ですね。
終わりに
(出典:http://ur0.link/NE8H)
いかがだったでしょうか。
今回は絢香さん「あいことば」の歌詞の意味や込められた想いなどについて考察してみました。
絢香さんの素晴らしい感性で書かれた詞と、説得力のある歌声で彩られた「あいことば」。
是非、皆さんも「あいことば」を聴いて、この曲に込められた想いに浸ってみてはいかがでしょうか。
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