ONE OK ROCK「Stand Out Fit In」歌詞(和訳)の意味とは?
(出典: https://rockinon.com/news/detail/181846)
最近ではホンダ『Go, Vantage Point.』のCMとしてもお馴染みになってきている『ONE OK ROCK(ワンオク)』の楽曲。
彼らの約2年ぶりのニューアルバム『Eye of the Storm』にも収録となるこの「Stand Out Fit In(スタンドアウト・フィットイン)」という曲は、同CM第3弾として、ワンオクがCMのコンセプト映像にインスパイアされて書き下ろしたものなのだそうです。
「Stand out, fit in (はみだして なじめ)」という印象的な言葉が曲中に何度も繰り返され、そのスケールの大きなサウンドや、一人の少年の姿が描かれたMVなどからも非常に力強いメッセージを感じるこの一曲。
今回はこの「Stand Out Fit In」という曲について、その歌詞(和訳)の意味を考察してみたいと思います。
ONE OK ROCK「Stand Out Fit In」歌詞(和訳)の意味とは?
「Stand Out Fit In」ー ONE OK ROCK
I know they don’t like me that much
(僕は嫌われ者)
Guess I don’t dress how they want
(見た目が違うから)
I just wanna be myself,
(でも ありのままでいたい)
I can’t be someone else
(僕は僕だから)Try to color inside their lines
(誰かが敷いたレールに乗って)
Try to live a life by design
(生きるなんてできない)
I just wanna be myself,
(ありのままでいたい)
I can’t be someone else
Someone else
(ほかの誰かになんて なれないよ)They yell, they preach
I’ve head it all before
(彼らは口うるさく言ってくる)
“Be this”, “Be that”
(ああしろ こうしろと)
I’ve heard it before
Heard it before
(何度も言われて もう うんざりだ)Big boys don’t cry
(男は泣くな)
Shoot low, aim high
(現実を見て 夢を持て)
Eat up, stay thin
(よく食べ 健康であれ)
Stand out, fit in
(はみだして なじめ)
Good girls don’t fight
(女は争わず)
Be you, dress right
(見た目もきちんと)
White face, tan skin
(心は白く美しく)
Stand out, fit in
(はみだして なじめ)Stand out, fit in
(はみだして なじめ)
Stand out, fit in
(はみだして なじめ)同じことの繰り返しで
飽き飽きしている日々
ただ自分らしくありたい
ありのままで
Can’t be someone else
(僕は僕だから)They yell, they preach
I’ve head it all before
(彼らは口うるさく言ってくる)
“Be this”, “Be that”
(ああしろ こうしろと)
I’ve heard it before
Heard it before
(何度も言われて もう うんざりだ)Big boys don’t cry
(男は泣くな)
Shoot low, aim high
(現実を見て 夢を持て)
Eat up, stay thin
(よく食べ 健康であれ)
Stand out, fit in
(はみだして なじめ)
Good girls don’t fight
(女は争わず)
Be you, dress right
(見た目もきちんと)
White face, tan skin
(心は白く美しく)
Stand out, fit in
(はみだして なじめ)Stand out, fit in
(はみだして なじめ)
Stand out, fit in
(はみだして なじめ)
Stand out, fit in
(はみだして なじめ)
Stand out, fit in
(はみだして なじめ)I am who I am no matter what
(僕は僕だ 何があろうと)
Never changing no matter what
No matter what
(決して変わらない 何があろうと)Big boys don’t cry
(男は泣くな)
Shoot low, aim high
(現実を見て 夢を持て)
Eat up, stay thin
(よく食べ 健康であれ)
Stand out, fit in
(はみだして なじめ)
Good girls don’t fight
(女は争わず)
Be you, dress right
(見た目もきちんと)
White face, tan skin
(心は白く美しく)
Stand out, fit in
(はみだして なじめ)Big boys don’t cry
(男は泣くな)
Shoot low, aim high
(現実を見て 夢を持て)
Eat up, stay thin
(よく食べ 健康であれ)
Stand out, fit in
(はみだして なじめ)
Good girls don’t fight
(女は争わず)
Be you, dress right
(見た目もきちんと)
White face, tan skin
(心は白く美しく)
Stand out, fit in
(はみだして なじめ)Stand out, fit in
(はみだして なじめ)
Stand out, fit in
(はみだして なじめ)
Stand out, fit in
(はみだして なじめ)
Stand out, fit in
(はみだして なじめ)
「Stand Out Fit In」という言葉に込められた意味とは?
ワンオクの「Stand Out Fit In」という曲のMVには日本語訳が付けられています。
そして、「Stand Out Fit In」に当てられている言葉は「はみだして、なじめ」です。
いろんな解釈ができそうな言葉ですが、私なりの解釈は、ここにワンオクのロックバンドとして信念が込められているように感じます。
自分たちの生まれ持った人間性は失うことなくはみ出させる(Stand Out)と同時に、世界のリスナーに受け入れられる、馴染むもの(Fit In)を造り続けていく。
これがピッタリの表現なのかは分かりませんが、歌詞の内容を反映したと思われるMVでは、こういった強いメッセージを感じるのです。
MVのストーリーを簡単に紹介しておきましょう。
舞台はアジア系の家族が移住した欧米の世界と思われる場所。
見た目の違いや、食文化などで周りに溶け込むことができないアジア系の少年が描かれています。
そして曲は以下のように始まります。
I know they don’t like me that much
(僕は嫌われ者)
Guess I don’t dress how they want
(見た目が違うから)
少し後の描写では、この少年が成長した姿だと思われる青年が登場するのですが、
彼は食文化や生活のスタイルなど、現地に馴染んだように見える人物として描かれています。
そして、彼は学校で、以前自分が受けていたような嫌がらせを境遇が似たクラスメート(移民)にしてしまうのです。
この青年は夜になると不良仲間のような連中とつるんでは、飲酒して車に乗ったり、挙句の果てには事故を起こしてしまうという展開。
おそらくここまでの内容で表現されているのは、「自分を偽った姿で周りに「Fit In」しないで」ということなのではないでしょうか。
最初に出てきた少年は、自分を貫いて(それしか方法はなかった)嫌われ者だった
でも成長して周りに溶け込んでいたように見える自分は、本当の自分の姿を偽って無理に周りに合わせることで孤独を紛らわしていたに過ぎなかった。
そんなメッセージがここまでのストーリーから見えてきます。
MVでは、その後、事故を起こした車から外に出た青年の前に、民族衣装に身を包んでいると思われる少年の背丈をした人物が登場し、仮面の色をコロコロと変えながら踊ります。(おそらく中国の四川に伝わる伝統舞踊・変臉「へんれん」を表現している)。
それに感化された青年も踊り出し、彼の周りにいた人たちも一緒にダンスするシーンへと移っていくのですが、ここで一つ注目したいのは、この青年のダンスは最初は周りと合っておらず、少しずつ周りと動きが同じになっていくというもの。そして最終的には、彼がセンターで踊り、自分の主張が受け入れられたことが表現されているように見えることです。
この一連のシーンから私が感じたのは、
幼少期の少年が民族衣装に身を包んで登場し、まるで「お前は生まれた場所や文化を誇りに思えないのか???」と青年に問いかけるように踊っているのではないかということ。
そして、それを見た青年が呼応するように踊りだしますが、この反応から想像できるのは、
ここで初めて、この青年が「自分のアイデンティティを忘れず、本当の自分をしっかり表現した上で、受け入れられてみせるんだ」という決意をしたように見えることです。
このシーンの歌詞は、
I am who I am no matter what
(僕は僕だ 何があろうと)
Never changing no matter what
No matter what
(決して変わらない 何があろうと)
本来の自分で生きるという意思表示と考えられるのかもしれませんね。
MVのストーリーを端的に言い表すとすると、こういった感じでしょうか。
- 本当の自分の姿では馴染めない
- 自分を偽って周りに合わせることで周りに馴染む
- それではいけないことを悟る
- 自分の本当の姿で受け入れられてみせると決意する
メッセージ:「はみ出して、なじむ」ことは、
その道のりが険しいが、それこそが挑む価値がある挑戦ではないのか
私は、このようにワンオクのバンドとしての想いを個のレベルに落とし込んで、少年の姿に投影しているのが今回のMVではないかと想像しました。
終わりに
ONE OK ROCK×Honda Bike 「Go, Vantage Point.」Honda CM
今回は『ONE OK ROCK(ワンオク)』の「Stand Out Fit In」という曲について、その歌詞(和訳)の意味を考察してみました。
この「はみだして、なじめ」というフレーズですが、彼らのバンドとしてのスケールで言い表すとどうなるのでしょうか。
世界を舞台にその活躍を続けている『ONE OK ROCK』。
今回の「Stand Out Fit In」という曲に関してのリスナーの反応は、そのスケール感の大きさや、サウンドのカッコ良さを呟いているファンの方もいれば「まじで洋楽っぽい」という声も多く見受けたように思いました。
MVで描かれている少年がかつてもっていた選択肢が、
◯自分を貫いて嫌われ者で一生周りと距離を置くこと
◯本当の自分の姿を偽って、無理に周りに合わせることで孤独を紛らわす
であるとするならば、「はみだして、なじめ」はワンオクにとってその選択肢を超越し、
独自性(Stand Out)を保ったまま、世界に(Fit In)していく。
ということなのではないでしょうか。
独自性を出すことは、周りから飛び抜けた評価を受けることもあれば、批判にさらされて潰されそうにもなることがある。でも、本来の自分たちの姿を見失うことなく、主張し続けることが自分たちの存在意義であり、その挑戦が本当の意味で新たな自分を作り上げていくことになるのではないか。
そういった想いを自分たちの音で証明していく。
そのレベルで常に走りつづけていくという彼らなりのメッセージもこの曲には込められているのかもしれませんね。
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