斉藤和義「アレ」歌詞の意味とは?【ドラマ『家売るオンナの逆襲』主題歌】

斉藤和義「アレ」歌詞の意味とは?【ドラマ『家売るオンナの逆襲』主題歌】

(出典:http://ur0.link/CVpK)

2月20日に48枚目となるニューシングル「アレ」をリリースした斉藤和義さん。

シングルの表題曲となっている「アレ」は、日本テレビ系水曜ドラマ「家売るオンナの逆襲」の主題歌として書き下ろされており、すでに注目が集まっていましたが、YouTubeにて公開されたMVの映像を斉藤和義さんご本人がスマートフォンで撮影、編集、監修した作品となっていることで更に大きな注目が集まっています。

今回はそんな斉藤和義さんの「アレ」の歌詞の意味について考察します。

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斉藤和義「アレ」歌詞の意味とは?

「アレ」ー斉藤和義

作詞:斉藤和義
作曲:斉藤和義

夕暮れ電車に乗った ドアに背を向けて立った
ほぼ全員がスマホとにらめっこ
何か事件でもあった? “いいね!”の数が気になった?
窓の外はまさにマジックアワー

僕はそれをカシャカシャカシャっと ボケたら消してまた撮って
それよりもっと肉眼で胸に焼きツケヨ!

タイムマシンは頭の中 過去へ行こうか 未来にしようか
引っ掻き傷は残せたかい 自分だけが知ってるアレだよ
皆さん今日もおつかれさん
大変だったような そうでもないような
頼りない自分に鞭打って ホントとウソ見極めて グッドナイト

でっかい犬は偉そうに ちっちゃい犬に吠えまくる
ちっちゃい犬は聞いてるフリをする
どっちに付くのが得かって 考えなくてもわかるだろうって
さらにでっかい犬にシッポ振って

暗い夜道にお月様 小さな決意は胸の中
それが誰かと違ってても

タイムマシンは頭の中 過去へ行こうか 未来にしようか
引っ掻き傷は残せたかい 自分だけが知ってるアレだよ
皆さん今日もおつかれさん
大変だったような そうでもないような
だまされた時は笑って だましちゃった時には泣きながら グッドナイト

タイムマシンは頭の中 今夜は未来へ行くとしましょうか
引っ掻き傷は残せたかい 自分だけは誤魔化せないアレだよ
皆さん今日もオツオツおつかれ
勝ちだったような 負けだったような
頼りない自分に鞭打って 真っ暗闇にお月様 グッドナイト

斉藤和義さんは、ドラマ「家売るオンナの逆襲」の主題歌となっているこの曲についてこうコメントしています。

踊れるコメディも、考えさせられるシリアスも、どちらの要素もあるドラマだと思ったので、そんな曲にしたいと思いました。

(引用:http://ur0.link/YAwS)

確かにこの曲を聴くと、曲調やリズムなどはどこか踊れるコメディという感覚を覚えますが、歌詞の内容からは真面目な部分や日常のちょっとした違和感が感じられるものとなっています。

夕暮れ電車に乗った ドアに背を向けて立った
ほぼ全員がスマホとにらめっこ
何か事件でもあった? “いいね!”の数が気になった?
窓の外はまさにマジックアワー

僕はそれをカシャカシャカシャっと ボケたら消してまた撮って
それよりもっと肉眼で胸に焼きツケヨ!

ここの部分では、今の時代の違和感を上手く表現しているのではないでしょうか。

夕暮れ時。外を見ればとても綺麗な美しい景色が広がっているにも関わらず、
電車に乗った瞬間にドアに背を向け、外には目もくれず、ほぼ全員がスマホとにらめっこ。
外の景色に気づいた僕も、肉眼で胸に焼き付けるのではなく、すぐにスマホのカメラでいかにきれいに撮って残せるかに躍起になる。
それが良い悪いではなく、何か大切なことを忘れているような気がして違和感がある。

そんな感覚を歌っているのではないでしょうか。

タイムマシンは頭の中 過去へ行こうか 未来にしようか
引っ掻き傷は残せたかい 自分だけが知ってるアレだよ
皆さん今日もおつかれさん
大変だったような そうでもないような
頼りない自分に鞭打って ホントとウソ見極めて グッドナイト

サビの前半では、

自分の頭の中では過去にも未来にも行ける、
君は自分の人生に、生きた証である引っ掻き傷の「アレ」を残せたかい?
未来の自分は、自分しか知らない「アレ」を残せたと言っているかい?

そう少し前向きに問いかけているように思います。

そして、サビの後半部分は、一番の歌詞と少しリンクしていて、

「大変だったような そうでもないような 頼りない自分」=「自分の気持ちすらわからない、主体性がなく、周りのことや周りの評価ばかりが気になる自分」=「スマホとにらめっこ 何か事件でもあった? “いいね!”の数が気になった?」

のようになっているのではないでしょうか。

頼りない自分に鞭打って ホントとウソ見極めて

そんな自分に、「適当に押された、真実かも分からないイイね!」や「周りが適当に下した評価」に左右されることなく、自分できちんとそれらを見極めて、

自分の人生に「アレ」の引っ掻き傷を残せるように、自分をしっかり持って生きていこうよ。

と言ってくれているような気がしますね。

自分の人生に何か(自分しか知らないアレ)を残そうと思ったら、「自分をしっかり持っておくことがとても大事なんだよ」と、私たちに気づかせてくれるとても素敵な曲になっているのではないでしょうか。

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終わりに

(出典:http://ur0.link/vXPJ)

いかがだったでしょうか。

今回は斉藤和義さんの「アレ」の歌詞の意味について考察してみました。

個人的な解釈や憶測がたくさん入ってしまったかもしれませんが、皆さんはこの曲の歌詞についてどう考えるでしょうか。

とても大切なことを教えてくれているのに決して曲が重くならないのは、斉藤和義さんが持つミュージシャンとして、そして人としての魅力があるからこそなせる技なのではないかと思います。

ぜひ皆さんも「アレ」を聴いて、今の時代に生きるからこそ忘れそうになる大切なことを考えてみてはいかがでしょうか。

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