BTS「Butter(バター)」和訳&歌詞の意味を分かりやすく解説!

BTS「Butter(バター)」和訳&歌詞の意味を分かりやすく解説!

BTSから5月21日(2021年)にリリースされたニューシングル「Butter(読み方: バター)」。

スーツを着たBTSメンバーが首をかしげてリズムを取るモノクロの映像でレトロな雰囲気を醸し出しているティーザーからすでに大きな期待が高まっていましたが、

公式のMVが発表されると同時にものすごい勢いで視聴回数が伸び1億回数を軽々と突破。彼らの絶大な人気を物語っていますよね。

5月23日にはアメリカで開催される音楽アワード「2021ビルボード・ミュージック・アワード」にて「Butter」のパフォーマンスを初披露することも決まっており、大きな注目が集まっているBTSの7人。

今回はこちらの曲、BTS「Butter」について、その和訳と歌詞の意味を分かりやすく解説していきたいと思います!

【和訳付き】BTS「Butter」歌詞

「Butter」ー BTS

Smooth like butter
(バターのようになめらかに)
Like a criminal undercover
(招待を隠した悪党のように)
Gon’ pop like trouble
(急なトラブルのように弾けて)
Breakin’ into your heart like that
(君の心の中にこっそり入っていくよ)

Cool shade stunner
(サングラスをかけた僕のカッコいい姿)
Yeah I owe it all to my mother
(僕のお母さんのおかげさ)
Hot like summer
(夏のようにホットで)
Yeah I’m makin’ you sweat like that
(そうして君は汗を流す)
Break it down
(見せてあげよう)

Oh when I look in the mirror
(僕が鏡を見るとき)
I’ll melt your heart into 2
(君の心臓を二つに溶かすよ)
I got that superstar glow so
(僕はスーパースターのように輝くから)
Do the boogie like
(こうやって動いてみて)

Side step right left to my beat (heartbeat)
(僕の心臓近くに 右左一歩ずつ)
High like the moon rock with me baby
(月の高さまで昇って 僕と一緒に楽しもう)
Know that I got that heat
(僕のアツい魅力を知っているだろう)
Let me show you ‘cause talk is cheap
(ありきたりな言葉ではなく 見せてあげる)
Side step right left to my beat (heartbeat)
(僕の心臓の近くに右左一歩ずつ)
Get it, let it roll
(わたったなら 始めてみよう)

Smooth like butter
(バターのようになめらかに)
Pull you in like no other
(君を他の誰よりも 強く惹きつける)
Don’t need no Usher
(わざわざ教える必要はない)
To remind me you got it bad
(君が夢中になっていることを)

Ain’t no other
(他の誰とも違う)
That can sweep you up like a robber
(君の心を奪う泥棒のように)
Straight up, I got ya
(そう、君は僕のものさ)
Makin’ you fall like that
(そうやって君を夢中にさせるんだ)
Break it down
(見せてあげよう)

Oh when I look in the mirror
(僕が鏡を見るとき)
I’ll melt your heart into 2
(君の心臓を二つに溶かすよ)
I got that superstar glow so
(僕はスーパースターのように輝くから)
Do the boogie like
(こうやって動いてみて)

Side step right left to my beat (heartbeat)
(僕の心臓近くに 右左一歩ずつ)
High like the moon rock with me baby
(月の高さまで昇って 僕と一緒に楽しもう)
Know that I got that heat
(僕のアツい魅力を知っているだろう)
Let me show you ‘cause talk is cheap
(ありきたりな言葉ではなく 見せてあげる)
Side step right left to my beat (heartbeat)
(僕の心臓の近くに右左一歩ずつ)
Get it, let it roll
(わたったなら 始めてみよう)

Get it, let it roll
(わたったなら 始めてみよう)
Get it, let it roll
(わたったなら 始めてみよう)

No ice on my wrist
(僕の手首はキラキラしてないけれど)
I’m that n-ice guy
(僕はそのままでもカッコいい人さ)
Got that right body and that right mind
(健康な体と健康な心をもっている)
Rollin’ up to party got the right vibe
(僕たちは雰囲気を見計らって パーティーに登場する)
Smooth like butter
(バターのようになめらかに)
Hate us love us
(僕たちが嫌いでも好きでも)

Fresh boy pull up and we lay low
(ナイスガイが登場したら 僕たちはじっとしている)
All the playas get movin’ when the bass low
(ベースの音が響くと 遊ぶ人々は体を動かす)
Got ARMY right behind us when we say so
(僕たちの後ろにはARMYがいる 僕たちは言うんだ)
Let’s go
(行こう)

Side step right left to my beat (heartbeat)
(僕の心臓近くに 右左一歩ずつ)
High like the moon rock with me baby
(月の高さまで昇って 僕と一緒に楽しもう)
Know that I got that heat
(僕のアツい魅力を知っているだろう)
Let me show you ‘cause talk is cheap
(ありきたりな言葉ではなく 見せてあげる)
Side step right left to my beat (heartbeat)
(僕の心臓の近くに右左一歩ずつ)
Get it, let it roll
(わたったなら 始めてみよう)

Smooth like (butter)
(なめらか (バターのように))
Cool shade (stunner)
(かっこいいサングラス (魅力的さ))
And you know we don’t stop
(僕たちは絶対止まらないことを 知っているだろう)

Hot like (summer)
(ホットで (夏のように))
Ain’t no (bummer)
(させない (失望は))
You be like oh my god
(君は oh my god と叫ぶだろう)

We gon’ make you rock and you say (yeah)
(僕たちが君を踊らせる 君は叫ぶんだ) (yeah)
We gon’ make you bounce and you say (yeah)
(僕たちが君を弾けさせる 君は叫ぶんだ) (yeah)

Hotter?
(もっとホットに?)
Sweeter!
(もっとスウィートに!)
Cooler?
(もっとクールに?)
Butter!
(バター!)

Get it, let it roll
(わたったなら 始めてみよう)

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BTS「Butter」のタイトルの意味とは!?

bts-butter-1

まず、BTS「Butter」の曲のタイトルにもなっているここでの「Butter」の意味についてです。

この曲に幾度となく登場している「smooth like butter」という言い回しは、もともと英語の表現として使われるもので、「物事がスムーズに運ぶ様子や、動きがなめらかで素晴らしいパフォーマンス」などの意味があります。

「smooth like butter または、smooth as butter (まるでバターのようになめらか)」 とも言われますね。

例文1. ) Did you see his performance! His moves were smooth like butter.
(彼のパフォーマンス見た?まるでバターみたいになめらかで素晴らしかったね。)

または、飛行機の着陸がとってもスムーズな様子などを想像するとわかりやすいでしょう。

bts-butter-2

例文2. )  A: That was a great flight. (いい(飛行機の)フライトだったね)
B: Yeah, landing was smooth as butter! (うん、とってもスムーズな着陸だった!)

この「Butter」の意味を、曲で使われている文脈に当てはめて考えてみると以下のようになりそうですね!

Smooth like butter
(バターのようになめらかに)
Like a criminal undercover
(招待を隠した悪党のように)
Gon’ pop like trouble
(急なトラブルのように弾けて)
Breakin’ into your heart like that
(君の心の中にこっそり入っていくよ)

↑バターのようになめらかに、君の心の中にこっそり入っていく

Rollin’ up to party got the right vibe
(僕たちは雰囲気を見計らって パーティーに登場する)
Smooth like butter
(バターのようになめらかに)

↑バターのようになめらかにパーティーに登場する

曲全体を通してこの「Butter」という言葉を考えてみると、BTS7人の洗練されたスムーズな動きで、なめらかに状況に溶け込んでいったり、

なめらかなパフォーマンスで観るものを魅了するといった意味が込められていると考えるのが自然に思えますね!

BTS「Butter」和訳&歌詞の意味を分かりやすく解説!【1番】

 

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Smooth like butter
(バターのようになめらかに)
Like a criminal undercover
(招待を隠した悪党のように)
Gon’ pop like trouble
(急なトラブルのように弾けて)
Breakin’ into your heart like that
(君の心の中にこっそり入っていくよ)

曲の冒頭の部分は、先程ご紹介したタイトルの言葉が入っている「Smooth like butter」となっています。

「criminal」は「悪党や、罪がある人」を指す言葉で、巧みな罪人の如く君の心にすっと入り込んで行く様子が表現されています。

ちなみにで、「Breakin’ into your heart like that」の「like」も「Smooth like butter」のlikeと同様「〜のように」を意味しているので、この歌詞の部分を英訳すると、「そんな感じで、君の心の中にこっそり入っていくよ」となりますね。

Cool shade stunner
(サングラスをかけた僕のカッコいい姿)
Yeah I owe it all to my mother
(僕のお母さんのおかげさ)
Hot like summer
(夏のようにホットで)
Yeah I’m makin’ you sweat like that
(そうして君は汗を流す)
Break it down
(見せてあげよう)

「Cool shade stunner」の部分から解説していきます。

「shade」は「影、日陰、日よけ」を意味する言葉ですが、サングラスも同様の役割をする物ということで、複数形の「shades」でスラングとして「サングラス」の意味があります。

また、ここに出てくる「stunner」は「驚かせるほど美しい人や、驚くべきことができる人」。
(※「stun」には驚かせるの意味がありますので、「〜する人の意味になる」=「-er」がついて「stunner」でこの意味になっています。)

「Butter」のMVに付いている和訳はこのようなところから「サングラスをかけた僕のカッコいい姿」という訳が付けられていますね。

その他、この部分に出てくる英語として知っておくと良さそうな表現を挙げると、

I owe it all to my mother
(僕のお母さんのおかげさ)

→「owe … to 〜」で「…は〜のおかげ」=「僕のかっこよさ」は全て母のおかげ。

Yeah I’m makin’ you sweat like that
(そうして君は汗を流す)

→主語(I)make + 人(you) + 動詞(sweat)= 「主語が人に〜させる」
意味: 僕が夏のようにホットだから君は汗を掻いちゃうね

という感じでBTSの魅力の部分が強調された表現になっています。
ここのホットは暑いというより魅力的でホットな意味合いが強そうですね!

Oh when I look in the mirror
(僕が鏡を見るとき)
I’ll melt your heart into 2
(君の心臓を二つに溶かすよ)
I got that superstar glow so
(僕はスーパースターのように輝くから)
Do the boogie like
(こうやって動いてみて)

この部分の最後に出てくる「boogie」はダンスのことを表してますので、「僕らの音楽に合わせて踊ってみて」という感じですね。

サビの部分では「一緒にたのしもう」という歌詞も出てくるので、一緒に踊りたいから「こうやってダンスして」と誘っている部分とも言えそうです。

Side step right left to my beat (heartbeat)
(僕の心臓近くに 右左一歩ずつ)
High like the moon rock with me baby
(月の高さまで昇って 僕と一緒に楽しもう)
Know that I got that heat
(僕のアツい魅力を知っているだろう)
Let me show you ‘cause talk is cheap
(ありきたりな言葉ではなく 見せてあげる)
Side step right left to my beat (heartbeat)
(僕の心臓の近くに右左一歩ずつ)
Get it, let it roll
(わたったなら 始めてみよう)

Side step right left to my beat (heartbeat)
(僕の心臓近くに 右左一歩ずつ)

↑は直訳すると「僕の鼓動に対してサイドステップを右左」になります。

個人的には、この後に来る Know that I got that heat (僕のアツい魅力を知っているだろう)、の「beat」と「heat」の音が韻をふんでいてかっこいいポイントかなぁとも感じる部分ですね!

Let me show you ‘cause talk is cheap = (ありきたりな言葉ではなく 見せてあげる)、と訳されている部分ですが、

「talk is cheap」言葉では安く思えちゃうから実際に動きで見せるね!というニュアンスが出ていますね。

「口だけじゃなくて態度で見せるぜ!」といった感情が伝わってきます。

BTS「Butter」和訳&歌詞の意味を分かりやすく解説!【2番】

 

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Smooth like butter
(バターのようになめらかに)
Pull you in like no other
(君を他の誰よりも 強く惹きつける)
Don’t need no Usher
(わざわざ教える必要はない)
To remind me you got it bad
(君が夢中になっていることを)

2番の部分も「Smooth like butter」ではじまり、君を惹きつけることのスムーズさを強調して始まります。

Don’t need no Usher
(わざわざ教える必要はない)
To remind me you got it bad
(君が夢中になっていることを)

の部分が少し難しいので噛み砕いていきましょう。
歌詞の場合は文法的に正解というよりは、音の響きを大事にすることが多いので、今回の「Don’t need no〜」のように二重の否定が出てくることがよくあります。

普通の文に直すと、I don’t need Usher (←歌手) to remind me you got it bad(ly).
(訳: 僕は君が僕に夢中になっていることを知るのにUsherは必要ないんだ)

アメリカの有名なシンガーであるUsher(アッシャー)が過去にリリースした楽曲「U Got It Bad」は、「You got it bad(君は夢中になっている)」ということを歌った曲であり、

BTSの「Butter」のこの歌詞の部分には「アッシャーにはこの曲を歌ってもらう必要もなく、僕には君が僕のことに夢中だと分かるよ」という感じで「Usher」という言葉と、彼の曲「You got it bad」が組み込まれています。

洋楽の歌詞にはたまにこのような感じで、リスナーの人が聴いたらすぐに、「あぁ、あの曲のことを歌ってるのね」と分かるような曲であったり歌詞を組み込むことがありますが、「Butter」でもそれが起こっていますね。

Ain’t no other
(他の誰とも違う)
That can sweep you up like a robber
(君の心を奪う泥棒のように)
Straight up, I got ya
(そう、君は僕のものさ)
Makin’ you fall like that
(そうやって君を夢中にさせるんだ)
Break it down
(見せてあげよう)

sweep upは、掃除の時にほうきでさっと掃くようなイメージがある言葉で、君の心を奪う「robber(泥棒)」の動きの様が、素早い様を表しています。

「それほどまでに魅力的ですぐ虜になっちゃうよ」という感じですね。

次に出てくる「Straight up」はここでは「直球で言うけど」くらいの意味になりますので、「単刀直入に君は僕のものさ」というニュアンスが伝わる部分ですね。

BTS「Butter」ラップのパートの歌詞の意味とは?

 

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No ice on my wrist
(僕の手首はキラキラしてないけれど)
I’m that n-ice guy
(僕はそのままでもカッコいい人さ)
Got that right body and that right mind
(健康な体と健康な心をもっている)
Rollin’ up to party got the right vibe
(僕たちは雰囲気を見計らって パーティーに登場する)
Smooth like butter
(バターのようになめらかに)
Hate us love us
(僕たちが嫌いでも好きでも)

Sugaから始まり、RMへとつながるラップの部分を見てみましょう。

No ice on my wrist
(僕の手首はキラキラしてないけれど)
I’m that n-ice guy
(僕はそのままでもカッコいい人さ)

最初の「手首には「ice」は無いけれど」の「ice」は氷のようにキラキラしたものを意味しています。

つまり、キラキラとした時計やジュエリーといった高価な装飾品のことですね。

そういったものがなくても、I’m that nice guy. = 僕はそれほどまでにカッコいい人なのさ。
(thatは強調の意味で「それほどまでにナイスガイ」といった表現になっています。

そしてここでも再度「Smooth like butter」という歌詞が登場し、

Rollin’ up to party got the right vibe
(僕たちは雰囲気を見計らって パーティーに登場する)
Smooth like butter
(バターのようになめらかに)

↑バターのようになめらかにパーティーに登場する

というふうに、なめらかに状況に溶け込んでいく様が歌われています。

そして、最後の「Hate us love us」は、「(wether you) hate us (or) love us
(僕たちのことが嫌いであっても好きであっても関係なくね)

という表現になっています。

 

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Fresh boy pull up and we lay low
(ナイスガイが登場したら 僕たちはじっとしている)
All the playas get movin’ when the bass low
(ベースの音が響くと 遊ぶ人々は体を動かす)
Got ARMY right behind us when we say so
(僕たちの後ろにはARMYがいる 僕たちは言うんだ)
Let’s go
(行こう)

RMが歌うラップの後半部分。意味的には、色んな人が登場し、音楽に合わせて楽しんでる。といった感じですが、

韻を踏んでいる部分の響きがカッコいいというのもポイントでしょう。

そして、ファンにとって何より嬉しいのがラップの後半部分に出てくる、

「Got ARMY right behind us when we say so」
(僕たちの後ろにはARMYがいる 僕たちは言うんだ)

でしょう。

butter-3

MVでもメンバーによって人の形で「ARMY」の文字が作られ、歌詞の意味からも「僕たちにはARMYが付いてるんだ」といった気持ちが伝わってくる部分になっていますね。

ここから歌詞の終盤に向けてはほとんど同じ言葉が繰り返されるので解説は省きますが、この「Butter」という曲は、ポップなダンス・チューンであると共に、BTSのセクシーかつクールな魅力、そしてファンに向けた感謝のメッセージなど、色々な要素が上手に組み合わさった素敵な一曲に仕上がっているのではないでしょうか。

音楽ファンの間ではもうすでに、「世界中の中で今年1番の曲の一つ」という声も上がっているこちらのBTSの「Butter」。

BTSの7人がこれから色々なシーンでこの曲を披露するのが今からとても楽しみですね!

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