ビッケブランカ「ウララ」歌詞の意味や曲に込められた想いとは?
(出典: https://www.instagram.com/explore/tags/ビッケブランカ/)
メジャーデビュー以来、初のシングルとなる「ウララ」をリリースしたビッケブランカさん。
21歳のころに一年間携帯電話を捨ててまで没頭して習得したというピアノと、
彼にしかないハイトーンボイスで編成された曲が特徴のアーティストですね。
ウキウキするメロディーと、どこか懐かしい感じもする歌詞が聴くものを惹きつける今回のダンスナンバー。
今回は彼の魅力がギュッと詰まったメジャー1stシングル「ウララ」の歌詞の意味や、
この曲に込められた想いを考察してみたいと思います。
ビッケブランカ「ウララ」歌詞の意味や曲に込められた想いとは?
「ウララ」ー ビッケブランカ
作詞: ビッケブランカ
作曲: ビッケブランカ玄関ドアでつむじ風ができるほど
誰かがあわてて出かけていった
僕の夢を覚ましてスタートラインのピストル弾けるように
日差しが昇ってスラロームした
出発の合図にしたがってull come to me
街が騒ぎ始めた
ull ull ull by the way
もうすぐそこですものおもひでひとつ 大人になって
去年のことは忘れませんか
悲しまないで少しだけ堪忍してよ
Please はる風 catch me catch me
catch me catch me Oui思われるほど
ほんとは器用じゃないので
きっときっときっとってやわな言葉で
そろそろ窓を放ってull come to me
もうすぐそこですものおもひでひとつ 大人になって
去年のことは忘れませんか
悲しまないで少しだけ堪忍してよ
Please はる風 catch me catch me
catch me catch me季節が立って 時季が経って
そしたらわかるのでしょうか
春らしく笑顔でまた逢いましょう
さよならですおもひでひとつ 大人になって
去年のことは忘れませんか
悲しまないで少しだけうらうらと
Please はる風 catch me catch me
catch me catch me Oui
タイトルの「ウララ」はどこから来ているのか?
まずタイトルの「ウララ」という言葉に注目してみましょう。
ビッケブランカさんはこの曲のタイトルについて以下のようにコメントしています。
最後のサビに<うらうらと>という歌詞があって、そこからの着想で“ウララ”にしました。“うらうら”という形容詞を見つけて、春の形容詞で“うらうらとした天気”とか使うんですけど。
『春うらら』なんていう言葉もありますが、『うららか』は「明るく朗らかで、のどかなさま。」を指す言葉ですね。
曲のテーマは『別れ』?
曲全体で歌われているのは『別れ』のように考えられます。
ただ、別れといっても曲のタイトルやメロディーの雰囲気から感じ取れるように辛さや悲しみよりも明るい未来への別れをイメージさせますね。
おもひでひとつ 大人になって
去年のことは忘れませんか
悲しまないで少しだけ堪忍してよ
Please はる風 catch me catch me
catch me catch me Oui
季節が立って 時季が経って
そしたらわかるのでしょうか
春らしく笑顔でまた逢いましょう
さよならです
サビで繰り返される「おもひでひとつ 大人になって、去年のことは忘れませんか」に見られるように、
過去の出来事に寛容になって前を向こうというメッセージが伝わってくる部分や、
「はる風 catch me」というところがすごく爽やかな別れを連想させます。
この部分にはビッケブランカさんもすごく想いを込めたところのようで、
サビの頭で<おもひでひとつ大人になって/去年のことは忘れませんか>というのは、自分でもまっすぐすぎてちょっとダサイと感じてるんですよ。僕の年齢にすると、古臭いなって自分で思います。だけど、それの素晴らしさのほうが強いことを僕は知ってる。だからこの言葉がはっきり伝わることはわかってるんですけど、果たしてその言葉が耳から入って心にまで落ちるかは、僕にはわからない。確信はないです。それほど、この歌詞の作り方は今のメインストリームではない。だけど、そうなることを願うしかない。
(出典: https://spice.eplus.jp/articles/181664)
と語っています。
おそらくビッケブランカさんが自身の曲(歌詞)を「メインストリームではないけど、歌詞が伝わることにこだわっている」という部分が、
彼にしか作れない懐かしさを生んでいるのかもしれませんね。
ビッケブランカってどんなアーティスト?
(出典: https://www.instagram.com/explore/tags/ビッケブランカ/)
- 本名: 山池純矢
- 出身: 愛知県西春日井郡
- 生年月日: 1987年11月30日
マイケル・ジャクソン、エルトン・ジョン、ビリー・ジョエル、ミーカ、SMAPといったアーティスト達に影響を受けたというビッケブランカさんは、 フォークソング好きの父と洋楽好きの母のもとで、日本歌謡と海外のポップソングを聴きながら育ちました。
中高時代に作っていた曲は、自分が良いと思った無秩序なスタイルの曲だったそうです。
高校卒業と同時に上京し、バンド活動をしていた頃はギターを担当していたのですが、新しいスタイルを模索した結果ピアノにたどり着いたのが21歳の時。
圧倒的に作曲の自由度がましたというピアノでの作曲と、独特のハイトーンボイスを武器に本名、山池純矢としてソロで活動、2012年に改名して、今の「ビッケブランカ」になっています。
ちなみに、アーティスト名である「ビッケブランカ」のビッケはポルトガル語で「海賊の下っ端」、ブランカはポルトガル語とスペイン語で「白」を意味します。
「海賊っていう粗暴な現場で一生懸命雑用をやっているやつが、後々船長になったあらいいよね」という願いをこめてビッケブランカとなったそうです。
終わりに
(出典: https://www.instagram.com/explore/tags/ビッケブランカ/)
いかがだったでしょうか。今回はビッケブランカさんの初めてのシングル作品「ウララ」について、歌詞の意味や曲に込められた想いを紹介してみました。
春は色々なアーティストが曲のテーマとして取り上げ、出会いや別れを歌う季節。
その中でも明るい視点で春の匂いを取り入れ、まっすぐな言葉で勝負したビッケブランカさんの意気込みが伝わるような曲に仕上がっているのではないでしょうか。
その明るいメロディーに隠れた彼のまっすぐな想いにも耳を傾けたい一曲ですね。
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