阿部真央「17歳の唄」の歌詞の意味とは?【虹色デイズ 挿入歌】

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(出典: https://www.instagram.com/abemao_official/?hl=ja)

人気少女漫画の虹色デイズが実写映画化される伴って、
挿入歌の一つとして採用されている阿部真央さんの「17歳の唄」。

調べてみると、この歌のリリース自体は少し時を遡って阿部真央さんがデビューした年の2009年になります。
デビューアルバムである『ふりぃ』に収録されている一曲ですね。

高校生の甘酸っぱい恋と友情が描かれている『虹色デイズ』に、この「17歳の唄」が抜擢されたというのは、
当時高校生の阿部真央さんが書き残した「等身大の自分」が映画に出てくる高校生像にマッチしていたということなのかもしれません。

ここでは、阿部真央さんの原点ともなっているというデビューアルバムの中の一曲であり、
映画『虹色デイズ』の挿入歌にも抜擢された「17歳の唄」ついて、
その歌詞の意味や解釈などを考えてまとめてみたいと思います。

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阿部真央「17歳の唄」の歌詞の意味とは?

17歳の唄 ー 阿部真央
作詞: 阿部真央
作曲: 阿部真央

不意に寂しくなりました。 孤独であるわけではないのに
ひとりぼっちの部屋でうずくまってたら 急に思ったよ「泣きたい」

不意に不安になりました。 明日はどうなるのかと
ひとりぼっちの部屋でうずくまってたら 急に思ったよ「泣きたい」

『もう子供じゃないんだから』 たくさんの声が耳を刺すよ
そんなに言われても怖いんだ 分からないよ 何が正しいの?

泣いてるんだよ ひとり 泣いてるんだよ

悲しいことがありました。 幼い頃見たこの同じ空に
雲の動物をよく見つけたのに 今はもう、今はもう、見えない…

『ハッピーバースデイ』そう歌われる度にまたひとつ何かをなくしては
濁ってく心が追いつかないまま 僕ら大人になってく…

『もう子供じゃないんだから』 たくさんの声が耳を刺すよ
『自分の身は自分で』って 言われなくても分かってるよ
でも

大人になれば強くなれるの?
大人になれば自分守れるの?
大人に配られる武器でもあるの?
どこが子供の“ゴール”なの?

泣いてるんだよ ひとり 泣いてるんだよ
見えないだろう あなたでは 見えないだろう

冒頭で「17歳の唄」は『ふりぃ』という阿部真央さんのデビューアルバムに収録されている曲だと紹介しました。
この頃のインタビューを見てみると、『ふりぃ』の曲は全て高校生時代に作曲したということですので、
この「17歳の唄」も阿部真央さんが17歳の頃に書いたのだと思います。

そして、阿部真央さんと言えば心に刺さるようなストレートな歌詞で、
リアルな体験を歌にすることが多い方。
そう考えると「17歳の唄」についても阿部真央さんがその頃に感じた「ありのまま」の感情を歌詞にしたと考えるのが自然でしょう。

主に歌われているのは、

不意に不安になりました。 明日はどうなるのかと
ひとりぼっちの部屋でうずくまってたら 急に思ったよ「泣きたい」

といった「未来に対する漠然とした不安」や、
2番の歌詞に出てくる、

悲しいことがありました。 幼い頃見たこの同じ空に
雲の動物をよく見つけたのに 今はもう、今はもう、見えない…

『ハッピーバースデイ』そう歌われる度にまたひとつ何かをなくしては
濁ってく心が追いつかないまま 僕ら大人になってく…

という「年齢を重ねるとともに素直さが失われていくような感覚」や、「成長とともに期待される行動に心が追いついていかない」などといった心の葛藤かなぁと考えられます。

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歌詞の最後に出てくる『あなた』とはだれ?

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(出典: http://skream.jp/live_info/2015/03/abemao_tour_tottori.php)

「17歳の唄」の歌詞では、答えが出ない問いに悩む自分について歌われる歌詞がよく出てきますが、
もう一つ挙げるとすると、最後に出てくる 『あなた』に対する反骨心を歌った曲とも考えられます。

様々な感情で不安定な心をもった自分のことは『あなた』になんて分からない(理解できない)。

『もう子供じゃないんだから』
『自分の身は自分で』

と言ってくるのもおそらく最後に出てくる『あなた』のことではないでしょうか。

私が考えるに、この『あなた』とは、周りの大人であったり、
高校生が想像する「大人の社会」に住む人たちのことを指しているのかなと。

法律的な年齢の扱いについては別にして、子供や大人の定義なんてとても難しいですし、
個人個人で心の成長速度は異なります。

そんなことはお構いなしに、良しとする行動や価値観などを押し付けてくる周りの大人(社会)。
そういった人たちに対する反抗心というのも、この曲の歌詞について考える重要なポイントかもしれませんね。

終わりに

阿部真央さんの「17歳の唄」が挿入歌の一つとして採用されている映画版の『虹色デイズ』(7月6日全国公開)。
内容はちょっとおバカでお騒がせな男子高校生4人の「友情」と「恋」がギュッとつまった、胸キュン青春ストーリーのようですね。

この作品はGENERATIONS from EXILE TRIBEの佐野玲於さんを始め、中川大志さん、高杉真宙さん、横浜流星さんという豪華俳優陣が話題を読んでいますが、
原作である漫画「虹色デイズ」は少女漫画であるにもかかわらず、「男子高校生4人が主役」という設定でも注目を浴びた作品です。

「たった一度しかない」青春時代を駆け抜ける高校生達のお話に、等身大でリアルな歌詞が魅力の阿部真央さんの曲がどのような場面で使用されるのか、今年の夏注目しましょう。

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