Suchmos「VOLT-AGE」歌詞(和訳)の意味とは?ーNHK・W杯曲
(出典: https://rockinon.com/news/detail/171061)
6月14日から開催される4年に1度のサッカーの祭典『2018 FIFAワールドカップ』。
そのNHKサッカーテーマソングとなっているのが、人気アーティスト・Suchmosの「VOLT-AGE」(ボルテージ)です。
この曲の作詞を担当したボーカルのYONCEさんは、
「世界中の視線を集めるピッチはどんな景色だろう。11人とサポーターで燃え上がるボルテージといかしたアイデアがあれば、感動的なシーンがきっと生まれる。心揺らすチャンスメイクを期待しています。」
とコメントし、その歌詞と共にワールドカップへの関心を表現されています。
Suchmosのイメージするサッカーへの思いを感じさせてくれるこの「VOLT-AGE」。
今回はその歌詞の意味を和訳付きで紹介してみたいと思います。
Suchmos「VOLT-AGE」歌詞(和訳)の意味とは?
「VOLT-AGE」ー Suchmos
作詞: YONCE
作曲: Suchmos感じ取り合うのさ
漂うリズム 譲れぬイズム
月さびの世界
ひとりで歩く人たちのオペラChanting now
(今、大合唱が起こって)
風が吹けば
Show must be going on
(ショーが行われているに違いない)
四六時中 できるわけじゃない
On the pitch
(フィールドのピッチ上で)
聞こえるだろう
You’ll never walk alone
(君は決して1人ぼっちじゃない)
Across the space
(宇宙を覆っている)
星の数のように心つなぐのは
そのHeartbeat Heartbeat
(心臓の鼓動、心臓の鼓動)
The heartbeat by your side
(君の側にある心臓の鼓動)
置き去りにする
そのHeartbeat Heartbeat
The heartbeat by your side
答えを出すのは
そのHeartbeat Heartbeat
The heartbeat by yourside
弾む星の音
そのHeartbeat Heartbeat
The heartbeat by your side血を流さぬように
歌おうぜメロディ 自由のメロディ
手にとるのはギター 最新型のセオリー
We never take any arms
(俺たちは決して武器などもたない)心つなぐのは
そのHeartbeat Heartbeat
The heartbeat by your side
置き去りにする
そのHeartbeat Heartbeat
The heartbeat by your side
答えを出すのは
そのHeartbeat Heartbeat
The heartbeat by yourside
弾む星の音
そのHeartbeat Heartbeat
The heartbeat by your sideHeartbeat Heartbeat
The heartbeat by your side
Heartbeat Heartbeat
The heartbeat by your sideChanting now
風が吹けば
Show must be going on
Sunrise blue
(日の出の青)
褪せたデニムのようにOn the pitch 聞こえるだろう
You’ll never walk alone
Across the space 星の数のように心つなぐのは そのHeartbeat Heartbeat
The heartbeat by your side
答えを出すのは そのHeartbeat Heartbeat
The heartbeat by your side
「VOLT-AGE」の曲中にでてくる英語表現をピックアップ!
Suchmosのオリジナル感あふれる英語の歌詞の意味を少し考えてみたいと思います。
・chanting now
この言葉は、お経を唱えることや、聖歌や賛美歌を歌うことの意味で使われることがありますが、
サッカーにおいては応援歌のことを「Chant」と呼んでいるそうです。
熱気あふれる多くの声が揃った応援の様子をこの「chanting now」で表現していると思われます。
・Show must be going on
Showは日本語でもそのまま「ショーを行う」というふうにパフォーマンスをする際に使いますが、
全体的にサッカーのことが歌われているこの曲では、試合のことや試合中に起きるスーパープレイをshow(ショー)と表しているものと思われます。
・Heartbeat (The heartbeat by your side)
心臓の鼓動(心拍)を意味する言葉の「hartbeat」。
「曲の中では心をつなぐや、置き去りにするそのHeartbeat」という形で使われています。
ピッチ上であれば選手同士、サポーター同士が心拍数を合わせて戦うという意味になるでしょうし、
置き去りにするという文脈であれば、相手選手との駆け引きのニュアンスが感じられる部分ですね。
・on the pitch
サッカーのフィールドはピッチと呼ばれています。
・You’ll never walk alone
“君は決して1人ぼっちじゃない”という意味のこの慣用句。
サッカーでは、この「You’ll Never Walk Alone.」という応援歌があるほど親しまれる言葉で、
イギリスの強豪チームであるリバプールFCを始め、イングランド代表や、日本のクラブチームなどでもサポーターズソングとしてこの歌を採用しているチームがあります。
・We never take any arms (俺たちは決して武器などもたない)
「血を流さぬように」や「手にとるのはギター」という歌詞から推測できるように、この「arms」が意味しているのは”武器“のことでしょう。
選手であればスポーツマンシップに則って正々堂々と戦うこと、
サポーターであれば暴動を起こすのではなく音楽(応援歌)とその熱い想いで 選手をサポートするという意味が込められている気がします。
・sunrise blue
この「sunrise blue」という言葉はおそらく「日の出の青」という造語だと思われます。
SAMURAI BLUE(サムライ・ブルー)の愛称で親しまれている日本代表のチームカラーと日の出が空へ昇って行く様子を掛け合わせているのではないかと予想します。
終わりに
(出典: https://natalie.mu/music/news/284787)
いかがだったでしょうか。
今回はSuchmosが作曲を担当した、W杯のNHKサッカーテーマソング「VOLT-AGE」について、
その歌詞の意味を考察してみました。
YONCEさんの独特な表現力とSuchmosらしい音で今年のワールドカップを彩ることになるこの「VOLT-AGE」。
ワールドカップ今大会では、この曲とともにどんなドラマが生まれるのかこれから楽しみになります。
4年に1度、世界のサッカーファンが熱狂するW杯まであとわずか、今年はSuchmosと一緒に熱いエールを送っていきたいですね。
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