Official髭男dism「LADY」の歌詞の意味(解釈)とは?

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(出典: http://www.diskgarage.com/digaonline/interview/51424)

溺愛した相手との関係を歌っているOfficial髭男dism(ヒゲダン)のバラードナンバー、「LADY」。

できるだけ難しい言葉を避けて伝わりやすい歌詞にするよう心がけたというこの「LADY」ですが、
“「油性マジック」でお互いの記憶を上書きする”という表現がとても印象的で、重要な言葉のように思えてきます。

相手の今までの恋愛をなかったことにして自分のものにしたいという束縛にも似た熱い想い。

ボーカルであり作詞・作曲を担当している藤原聡さんはどんな想いでこの歌詞を書き上げたのでしょうか。

ここでは、藤原さん本人のコメントなどを参考に「LADY」の歌詞の意味(解釈)について考察してみたいと思います。

後半では、今後さらなるブレイクを予感させるOfficial髭男dismのメンバーについても簡単に紹介していますのでお楽しみ下さい。

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Official髭男dism「LADY」の歌詞の意味(解釈)とは?

「LADY」ー Official髭男dism
作詞: 藤原聡
作曲: 藤原聡

 

僕らはマジックで
記憶を上書きし合った
「初めて」を独り占めしたくて

君は言ったよね
跡形もなく塗りつぶして
本当に「初めて」になれたらと

そんな思いに2人して 年甲斐もなく
「アイ」とフリガナつけた
痛くて 怖くて 嬉しくて

夢みたいだね 幼くて
ためらってすれ違っても愛しいのはお互い様
馬鹿みたいだね 面倒くさくて
世界で一番素敵なLADY ah

いつかは慣れて
辛くもなくなるさとか
過去があるから
幸せを守れるんだとか

気付けばもう気の利いた事も言えなくなって
僕らなんて なんて小さくなってしまったのだろう

何度涙を流しても
消えない油性インクのしぶとい「アイ」が
痛くて 憎くて 情けなくて

夢みたいだね 幼くて
意地張って離れたって
寂しいのはお互い様
馬鹿みたいだね
面倒くさくて
世界で一番素敵なLADY ah

不確かで もどかしくて
耐えられないほどの想いを
生まれて 初めて
君が僕にくれた 僕は君に溺れた

夢みたいだね 幼くて
ためらってすれ違っても
愛しいのはお互い様
馬鹿みたいだね
面倒くさくて
世界で一番素敵なLADY ah

夢みたいだね 幼くて
意地張って離れたって
寂しいのはお互い様
馬鹿みたいだね
面倒くさくて
世界で一番素敵なLADY ah

愛しくて 愛しくて たまらないLADY ah
世界で一番素敵なLADY ah

ヒゲダンの「LADY」の歌詞の意味を紐解いていくために重要な油性の「マジック」ですが、
作詞した藤原さんはこの曲について以下のようにコメントしています。

「LADY」は恋愛の曲なんですけど、20代30代になって恋愛すると、それが初恋ということはなかなかないし、みんな気にしないと言いながらも、相手の過去のこととか、理性の裏側でこっそり気にしてるじゃないですか?そこで、記憶というものを紙に擬態化して、二人でマジックで記憶を上書きしようとするという、そういう表現を思いついて。

「LADY」で一貫して歌われている内容は、「初めて」ではないけど、「初めてのように好きな相手に溺れていく二人」なのかなぁと思います。

上記の藤原さんのコメントからも、マジックを使ってお互いが付き合ってきた過去の人達はなかったことにしたいという想いが強く伝わってきますね。

そして、以下のように続きます。

そんな思いに2人して 年甲斐もなく
「アイ」とフリガナつけた

私がこのフリガナの「アイ」について感じたのは、愛という漢字にフリガナが必要なくらい「恋愛に対して幼い二人」を表現しているのかなということです。
もう二十歳を超えた(もしくは30代)年齢であるにも関わらず、お互いにとって「初めて」の存在でいたい。

やはりこういった初々しく思う気持ちからこのフリガナの「アイ」が来ている印象ですね。

そして、そんな好きな相手に溺れていく様子は、

気付けばもう気の利いた事も言えなくなって
僕らなんて なんて小さくなってしまったのだろ

に出ているように思えます。

最初は、相手の過去の恋愛に対して、励ますような客観的な視線があったのに、
気の利いたことさえ言えなくなるほど恋に落ちた様子が表現されてるような。。。

そうやって理解すると、歌詞の終盤にでてくる「僕は君に溺れた」というフレーズに綺麗に結びつく気がするのです。

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二人は今も付き合っているのか?

歌詞を読んで最初に感じた印象は、一緒に居ないときでさえ想いを寄せ合っているほど恋に落ちた二人を男性側から歌っている曲に思えました。

しかし、何度か見返すうちに疑問に思えてきたのは、この二人は現在も付き合っているのかというもの。

何度涙を流しても
消えない油性インクのしぶとい「アイ」が

というフレーズや、

不確かで もどかしくて
耐えられないほどの想いを
生まれて 初めて
君が僕にくれた 僕は君に溺れた

というセリフは過去に大好きになった相手に対して使われてもおかしくありません。

この「LADY」はお互いに好きなんだけれども、何らかの理由で離れ離れになっていて、
その最高の女性のことが忘れられないというふうに聴いても面白いのではないかなと思います。

Official髭男dismってどんなグループ?メンバーを紹介!

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(出典: https://rockinon.com/feat/officialhigedandism_201606/page:1)

作詞作曲をしているボーカルの藤原さんが、島根大学在学中に今のメンバーに声を掛け結成されたという『Official髭男dism』。
楢崎さん(ベース)と松浦さん(ドラム)は同じ大学の軽音楽部で、ギターの小笹(おざさ)さんは、対バンをきっかけに音楽の嗜好が合うことから意気投合し、仲良しになったそうです。(お互い「Children Of Bodom」というメタルバンド好き)

2016年2月に上京し、バンドとしての活動を本格化させた彼らは、国民的なバンドになることを目標に掲げ『聴き手の人生とタイアップ』するというキャッチコピーのもと聴き手に寄り添った音楽を生み出してきました。

そんな彼らの音楽は2018年4月からスタートの月9ドラマ「コンフィデンスマンJP」のドラマ編成部の耳に留まり主題歌を担当するアーティストに大抜擢。

現在人気、知名度共に急上昇中の4人組グループです。

『Official髭男dism』メンバー

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(出典: http://www.diskgarage.com/digaonline/interview/51424)

  • 藤原聡(ふじわら さとし)ボーカル&ピアノ及び、作詞作曲を担当
  • 小笹大輔(おざさ だいすけ)ギター担当
  • 楢崎誠(ならざき まこと)ベース担当
  • 松浦匡希(マツウラ マサキ)ドラム担当

インディーズバンドでありながら、業界のミュージシャンたちからも支持を集めているヒゲダンの4人。2018年の彼らの飛躍に期待です。

終わりに

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(出典: http://higedan.com/)

いかがだったでしょうか。

今回は、今年大きな注目を集めそうなバンド、Official髭男dismの曲の中から、しっとりとしたバラードナンバー、「LADY」を紹介させて頂きました。

ボーカルの藤原さんは、歌い方で感情を表現しながら聴き手に届けることを意識されているそうですが、この「LADY」では、「大人なのに子供の感情が止まらないという思い」が曲の随所に詰まっているそうです。

そんな藤原さんの歌い方にも注目の「LADY」。きっとあなたの心にも響く素敵な曲ですよ。

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