androp「Koi」歌詞の意味とは?【映画『九月の恋と出会うまで』主題歌】

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(出典: https://www.cinra.net/news/20180320-kugatsunokoi)

高橋一生さんと川口春奈さんの出演で実写化された映画『九月の恋と出会うまで』の主題歌になっている andropの「koi」。

『九月の恋と出会うまで』は、「書店員が選んだ、もう一度読みたい恋愛小説」第1位という松尾由美氏の小説が原作となっています。

不思議な声に従うことで、本来起こるはずの災いを回避することによって引き起こされた『タイムパラドックス』という概念を扱っている同作品。

今回は、andropの「koi」に、この物語がどのように反映されているのかといったことも含めて、歌詞の意味を考えてみたいと思います。

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androp「Koi」歌詞の意味とは?【映画『九月の恋と出会うまで』主題歌】

「Koi」ー androp
作詞: Takahito Uchisawa
作曲: Takahito Uchisawa

物語が僕を拒んだって
誰かが運命を定めたって
会いに行くよ
どこにだって
探し続けるよ
出会えた頃とまた同じように
恋するよ

何もいらない
何もいらないんだよ
君以外は
本当にそう思う

二人並んだ写真にも
写せやしない想いがあるの

終わりまで守ろう
約束をするよ
まだ見えない未来でも

物語が僕を拒んだって
誰かが運命を定めたって
会いに行くよ
どこにだって
探し続けるよ
出会えた頃とまた同じように
目を合わせて そっと笑って

春にほころぶ小さな蕾
夏の暑さに 眩しい光
秋の彩り
冬の冷たさ
そんな当たり前が
君となら特別に変わる
ずっと一緒にいてほしい

忘れるなら
忘れるくらいなら
君じゃなくて誰でもいいのに

君の仕草も約束も
くだらないことだって覚えてる

思い描く夢も
イメージのシナリオも
いつも 隣にいるのは…

君が遠くに行ってしまって
もう会えないとわかっていたって
僕は探すよ
君の姿を
君じゃなければだめなんだ
出会えた頃とまた同じように
恋して 恋して
また笑ってよ

物語が僕を拒んだって
誰かが運命を定めたって
会いに行くよ
どこにだって
探し続けるよ
出会えた頃とまた同じように
恋するよ

恋するよ

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映画『九月の恋と出会うまで』ってどんなストーリー?

主題歌「koi」を担当しているandropのボーカル・ギター、内澤崇仁 (うちさわ たかひと)さんはこの曲に込めた想いとして、

純粋に人を想う気持ちや大切さだったり、“愛する”“恋する”とは何か?というのを感じさせてくれる作品だったので、そういった人間の“人を愛する”だとか“大切な人を守りたい”という普遍的なところを楽曲に落とし込みたかったんです。自分たちも恋愛に限らず、誰かを想う気持ちというのはテーマにしてやってきているので、そこは重なる部分もあったんですよ。

とコメントを残されています。

それでは、ここで『9月の恋と出会うまで』のあらすじとキーワードとなっているタイムパラドックスについて簡単にご紹介しておきましょう。

//『9月の恋と出会うまで』ストーリー//

少し不思議なマンションに引っ越してきた志織(役: 川口さん)と、小説家を志している隣人の平野(役: 高橋さん)。ある日志織は、自分の部屋から聞こえた“未来からの声”に従ったことで命を救われる。その声は強盗殺人に遭うところだった志織を助けるため、未来から届いた誰かの声だった。志織からこの不思議な出来事の相談を受けた平野は、志織が本来遭うはずだった出来事から助かったことにより、『タイムパラドックス』が生じてしまうことに気がつく。それは過去の出来事を変えたことで、1年後に志織の存在が消えてしまうことを意味していた。
志織は平野の協力を得て、最悪の結末を回避しようと動き出す。。。といったストーリーです。

 

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(出典: http://wwws.warnerbros.co.jp/kugatsunokoimovie/about.html)

このお話では、タイムパラドックス・「時間軸の矛盾」という考えが出てきますので、こちらも少し解説させて頂きます。

SF小説ではしばしば登場するというこの『タイムパラドックス』には、わかりやすいもので『祖父殺しのパラドックス』のお話があります。

これは「ある人物が時間を遡って、血の繋がった祖父を祖母に出会う前に殺してしまったらどうなるか」というもの。

  • タイムマシンを利用して過去へタイムスリップして、自分の祖父となる人物を殺す
  • すると血がつながっている自分も生まれることができないため、この祖父は殺されることなく祖母と出会う
  • 自分が生まれ、タイムマシン→祖父殺害の流れを繰り返す

つまり、堂々めぐりを繰り返してしまうのです。

『9月の恋に出会うまで』の主人公・志織の場合で考えると、

  • 9月の運命の日に死ぬはずだった志織は強盗に出会う前に未来からの声によって助かる
  • 未来の声の人物は志織を助ける必要がないため未来から声を送る必要がなくなる
  • この不思議な声がなければ過去の志織は死んでいるはずなので、現在の志織が存在していることに矛盾が生じる

そこで、志織を救うためには、その未来からの声の人物が、殺される前の志織に声をかけて災いを回避させるという行動を起こす必要が出てきます。

すこし、ややこしいため混乱しそうですが、この『タイムパラドックス』により志織の存在が消えてしまうことから救うために一生懸命になる平野と志織の物語が描かれた作品となのですね。

「Koi」では何が歌われているのか。

「Koi」の歌詞の中で特に印象的なのは「時間(運命)」に関することと、「1人の人を想う強い気持ち」の2つかなと感じます。

物語が僕を拒んだって
誰かが運命を定めたって
会いに行くよ
どこにだって
探し続けるよ
出会えた頃とまた同じように
恋するよ

先程、『タイムパラドックス』について少し解説しましたが、やはり運命を変えることによって生まれてくる矛盾が描かれた作品であるだけに、その運命から相手を救いたいという気持ちがしっかりと曲に反映されている気がします。

そして、もう一つが「相手への強い想い」。

作詞・作曲をした内澤さんは、

恋愛に関して言うと、今までの人を忘れて次の恋をするとか、乗り換えるっていうのは嫌だなぁって、僕は思うタイプなんですね。その人がいたから辛い想いも楽しかった日々もあったわけで、それをなかったことにして次に行くのはちょっと違う。それはバンドも同じで、メンバーがひとりでも違えば今のandropは存在しないし。誰も替えが利かないものだというのは、今までの曲でも歌っているところなんです。

ともコメントされていますが、

何もいらない
何もいらないんだよ
君以外は
本当にそう思う

といった言葉や、

君じゃなければだめなんだ
出会えた頃とまた同じように
恋して 恋して
また笑ってよ

という歌詞には、『9月の恋に出会うまで』に描かれている「誠実で儚い大人の恋」、そして「とてもあたたかい純粋な愛」が反映されているのではないかと想像しました。

同映画のストーリーも踏まえた上でこの曲を聴くと、さらにその深みに気づくことができそうですね。

終わりに

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(出典: https://okmusic.jp/news/324037)

いかがだったでしょうか。

今回は、映画『九月の恋と出会うまで』の主題歌になっている andropの「koi」について、その歌詞の意味やストーリーとの繋がりを考えてみました。

初共演で話題となっている高橋一生さんと川口春奈さん演じる恋の物語をエンディングで美しく輝かせているこの一曲。

ぜひ、映画館でじっくりと浸りながら聴いてみてくださいね!

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