iri「始まりの日」歌詞の意味や曲に込められた想いとは!?

iri「始まりの日」歌詞の意味や曲に込められた想いとは!?
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2014年にSonny Musicのオーディションでグランプリを獲得し2016年にメジャーデビューを果たして以来、音楽シーンで多くの注目を集めてきたシンガーソングライターのiri(いり)さん。

多くのリスナーにとってiriさんと言えば、ダンスミュージックを基調にしたものが多く、いわゆる「乗れる」曲が多い印象を持っている方が多いでしょう。

そんな中、今回ご紹介したい『始まりの日』は、イントロのギターのアルペジオや歌い出しに始まり、終始シンプルなサウンドに乗せられたまっすぐな歌詞が印象的なメローな曲となっています。

出会いと別れの多い春の季節にもぴったりとなっているこちらのiriさんの「始まりの日」。

今回はこの曲について歌詞の意味や、iriさんが曲に込めた想いなどをご紹介したいと思います!

iri「始まりの日」歌詞

「始まりの日」ー iri

作詞:iri
作曲:iri

覗き込んだ穴の先に
くすぐるのは春のかおり
迷い迷い 旅立ちの日
擦る目に映る私
かわすがわす人は流れ
込み上げてく息が漏れて
言葉には
なりそうもなく
隙間風が 静かに揺れる

なにもいらない
当たり前のように
ここにいて
夢の続きをぼやきながら 歩こう

はじまりはいつだって
さよならが言えなくて
蘇る微笑み
薄れゆくほどに
君が残した日々は
穏やかなままで
ありふれた午後に
変わらないままの君は僕の中

あわく染めた空はまるで
いまも僕らを繋ぐように
長い光の向こう側で
手を振る君に会えるように

夕暮れ またね
振り向くときの一瞬を
忘れたって
何度だって
描きながら歩くよ

はじまりはいつだって
さよならが言えなくて
蘇る微笑み
薄れゆくほどに
君が残した日々は
穏やかなままで
ありふれた午後に
変わらないままの君は僕の中

はじまりはいつだって
さよならが言えなくて
蘇る微笑み
薄れゆくほどに
君が残した日々は
穏やかなままで
どんな僕もそっと
静かにただ明日を
照らしてた

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iri「始まりの日」歌詞の意味や曲に込められた想いとは!?

冒頭にiriさんのツイッターでのつぶやきをご紹介しましたが、iriさんは「始まりの日」が先行配信される際に、

「昼間にギター弾いてたら、ふと天国にいる大切な人たちが浮かんできて衝動的に作りました。みなさんも大切な誰かを思いながら是非聴いてくれたら嬉しいです!みんなが暖かな気持ちでつつまれますように」

と発言されています。

「天国にいる大切な人たち」とあるように、曲の歌詞の中には一緒に過ごしていた人が今はいなくなってしまったことが想像できるような言葉がいくつか出てきます。

なにもいらない
当たり前のように
ここにいて
夢の続きをぼやきながら 歩こう

はじまりはいつだって
さよならが言えなくて
蘇る微笑み
薄れゆくほどに
君が残した日々は
穏やかなままで
ありふれた午後に
変わらないままの君は僕の中

「今はこの世にはいなくても、いつも自分の胸の中で側にいる」。そんな大切な人への想いが伝わってくる歌詞となっている気がしますね。

iriさんは自身のツイッターでのつぶやきの裏には以下のような想いがあったとインタビューで語っています。

最初は「シンプルに春らしい曲を作りたい」という考えがあって、それを自分の原点である弾き語りでやってみようと制作を始めました。それで、昼間に書いたほうが春らしい曲が書けるかなと思って曲作りを進めていったら、途中でこれまで自分が亡くした友達や、祖父、親族のことが自然と頭に浮かんできたんです。

私はよくドキュメンタリー番組を観るんですが、その中に、コロナ禍で家族に会えずに最期を迎えたという方の映像があって。それを観てから、自分が過去に友達や家族といった大切な人とお別れしなければならなかったとき、どんな気持ちで明日を過ごそうと思ったか……そのときの気持ちを思い出しながら、改めて亡くした人たちへの思いを書いていったんです。(出典: 音楽ナタリー)

世界中が新型肺炎ウイルスによって普段とは違った生活を強いられている中、iriさんも友人や仕事関係の人たちに会うことができず、とても寂しい思いをしたのだそうです。

それと同時に、コロナ禍はiriさんに自分と向き合う時間も与えてくれたようで、

これまで近くにあったR&Bやヒップホップのサウンドとは一旦距離を置いて、必要な音だけを鳴らすことを意識しました。自分の意向に理解のある方たちにも参加してもらえましたし、大切な曲を作れたなという手応えがあります。(出典: 音楽ナタリー)

必要な音だけでiriさんが曲を作り始めたころの原点回帰のような気持ちで曲作りができたということも本人が語っています。

そして、少し暗い気持ちで過ごしていた自粛期間だったけど、「はじまりの日」のリリースによって、リスナーの方々にこの曲を聴いてもらえたことで少し明るい気持ちを取り戻せたのだとか。

実際にこの「始まりの日」には、この春に学校を卒業して社会人になる人や、上京する人々にとっても特別な曲になっていることがネットの声からも分かります。

 

 

それぞれのリスナーにとって特別な意味を持つ素敵な歌詞がとっても魅力な一曲に仕上がっていますよね。

この春の思い出ともに長く語り継がれていく曲となりそうです^^

 

終わりに

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今回は、iriさんのとってもメローで聴き心地の良い『始まりの日』という曲をご紹介しました。

これまではダンスミュージックシーンでの活躍が目立っていたiriさんですが、本人曰くこういった弾き語りにもぴったりな曲はiriさんにとって初期の頃に行っていた曲作りの感覚を思い出させてくれるという意味で本来の自分の曲なのだそうです。

iriさん本人にとっても大切な曲だそうですが、この春多くの人の新しい出会いや別れをそっと応援してくれる素敵な曲ですね!

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