優里「ドライフラワー」の歌詞の意味や曲に込められた想いとは?

優里「ドライフラワー」の歌詞の意味や曲に込められた想いとは?

多くのリスナーの共感を生んで大ヒットとなった『かくれんぼ』に次ぐ、優里さんの「ドライフラワー」。

『かくれんぼ』が男性目線から歌われた曲で、こちらの『ドライフラワー』はそのアフターストーリー(女性目線)であることも知られていますので、この2曲を比較しながら聴くと、より曲が深く理解できておすすめです。

今回はこちらの『ドライフラワー』について、歌詞の意味や曲に込められた想いについて、

タイトルのドライフラワーの意味や彼女目線で歌われた複雑な気持ちなどを考察してみたいと思います。

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優里「ドライフラワー」の歌詞の意味や曲に込められた想いとは?

『ドライフラワー』
作詞: 優里
作曲: 優里

多分、私じゃなくていいね
余裕のない二人だったし
気付けば喧嘩ばっかりしてさ
ごめんね

ずっと話そうと思ってた
きっと私たち合わないね
二人きりしかいない部屋でさ
貴方ばかり話していたよね

もしいつか何処かで会えたら
今日の事を笑ってくれるかな
理由もちゃんと話せないけれど
貴方が眠った後に泣くのは嫌

声も顔も不器用なとこも
全部全部 嫌いじゃないの
ドライフラワーみたい
きみとの日々もきっときっときっときっと
色褪せる

多分、君じゃなくてよかった
もう泣かされることもないし
「私ばかり」なんて言葉も
なくなった

あんなに悲しい別れでも
時間がたてば忘れてく
新しい人と並ぶ君は
ちゃんとうまくやれているのかな

もう顔も見たくないからさ
変に連絡してこないでほしい
都合がいいのは変わってないんだね
でも無視できずにまた少し返事

声も顔も不器用なとこも
多分今も 嫌いじゃないの
ドライフラワーみたく
時間が経てば
きっときっときっときっと色褪せる

月灯りに魔物が揺れる
きっと私もどうかしてる
暗闇に色彩が浮かぶ

赤黄藍色が胸の奥
ずっと貴方の名前を呼ぶ
好きという気持ち
また香る

声も顔も不器用なとこも
全部全部 大嫌いだよ
まだ枯れない花を
君に添えてさ
ずっとずっとずっとずっと
抱えてよ

優里「ドライフラワー」の歌詞の意味を考察!

冒頭でも触れたように、この『ドライフラワー』という曲は、『かくれんぼ』で歌われた失恋のシーンを女性目線で描いた楽曲となっています。この曲に関して優里さん本人は、

「かくれんぼ」が男性目線の歌だったので、女性側からの歌詞も書いてみようかなと思って作り始めた曲です。女性の視点から曲を書いたのは初めてだったので、今まで見てきたこと、聞いてきたことを言葉にして。自分の勝手なイメージも混ぜ込んでいます。

女性目線で書いたのは初めてですけど、女性アーティストの曲はカバーしていたので、自然に出てきたところはあったかも。「かくれんぼ」もそうなんですけど、物語があると僕自身も歌の世界をイメージしやすいんですよ。聴いてる人たちにもそのほうがグッと入っていくんじゃないかなって。

というふうにコメントされています。

曲名のドライフラワーについて!

dry-flower-1

歌詞の考察の前に、少しだけ曲名でもあるドライフラワーについて触れておきます。

花言葉としては、「永久に終わらない追憶」「永久」「終わりのない友情・愛情」「真実」など知られており、この曲に照らして考えると「永遠」というキーワードを感じる言葉となっています。

それでは、歌詞を見ていきましょう。

多分、私じゃなくていいね
余裕のない二人だったし
気付けば喧嘩ばっかりしてさ
ごめんね

余裕のない二人で喧嘩ばかりしてしまったことを謝っている部分になっています。

本当は、喧嘩するつもりでもないし仲良くいたいけど、そうできなかった。
相手だけが悪いのではなく、自分も子供だったという気持ちが現れている部分です。

ずっと話そうと思ってた
きっと私たち合わないね
二人きりしかいない部屋でさ
貴方ばかり話していたよね

“二人きりしかいない部屋でさ
貴方ばかり話していたよね”

と出てきています。この部分は『かくれんぼ』の1番の歌詞にも表現されていて、

//男性目線『かくれんぼ』の1番//
散らかったこの狭い部屋は
孤独と二人息が詰まる
文句を言いながら片づけてくれた
君は出かけたまま

//女性目線『ドライフラワー』の1番//
二人きりしかいない部屋でさ
貴方ばかり話していたよね

気持ちのすれ違いが多くなっていき、気づけば彼氏ばかりが話していたと感じていた彼氏に対して、

彼氏の方も孤独を感じていたのです。
特に「孤独と二人息が詰まる」の部分に今までの楽しさがなくなってしまい、
お互いに居心地の悪さを感じてしまっている状況が感じられます。

もしいつか何処かで会えたら
今日の事を笑ってくれるかな
理由もちゃんと話せないけれど
貴方が眠った後に泣くのは嫌

二人はどんな別れ方をしたのか?

『かくれんぼ』の中では、このように出てきます。
“君はまたねって言ったよね
嘘はやめてと口うるさく言ってたでしょ
そんな君が嘘をつくの?
僕を一人置いていくなんて間違ってるよ”

推測するに、急に彼氏の前から消えていってしまったのでしょう。
そして、「たぶん私じゃなくていい」というふうに感じているけれども、
彼への気持ちは完全に嫌いになっているわけではない。

そんな想いがサビの部分に出てきます。

声も顔も不器用なとこも
全部全部 嫌いじゃないの
ドライフラワーみたい
きみとの日々もきっときっときっときっと
色褪せる

きっとこの曲を聴いた人のだれもが、
「ドライフラワーに色褪せる」の部分は何を意味しているのか考えることでしょう。
解釈も別れてくるのではないかと思います。

曲全体から考えてみると、私が想像するにこの女性は別れた恋人のことを嫌いになれずにいる。
そして、一緒に過ごしていた日々はだんだんと色褪せてしまうのは間違いないのだけれど、
その記憶が決して消えることはない(彼と過ごした日々の思い出はとても大切なものだから)。

その「色褪せても永遠に残る」という部分が「ドライフラワー」に例えられているのではないかと想像します。

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続いて2番の歌詞です。

2番では、気まずくなった関係から開放され、せいせいしたという気持ちから歌われているかと思えば、
徐々に相手への想いが消せないことで、まだ好きだという感情が消えていないと再認識してしまうような複雑な感情が歌われていきます。

多分、君じゃなくてよかった
もう泣かされることもないし
「私ばかり」なんて言葉も
なくなった

今まで二人でいたら文句ばっかり言っていた。そして、「なんでいつも私ばっかり」に続くのは、辛い思いをしなきゃいけないのや、我慢しないといけないの。だと思うので、彼がいなくなったことでイライラすることも減ったと感じられる部分。

しかし、それは同時に「いつも文句を言えていたのは、彼と一緒にいたから」。1人だということを気付かされるということも意味します。そして、別れた相手のこともまた考え始めてしまうのです。

あんなに悲しい別れでも
時間がたてば忘れてく
新しい人と並ぶ君は
ちゃんとうまくやれているのかな

愛し合っていた彼との別れは辛いものだったけど、時間が経てば忘れられる。
真相は分かりませんが、仮にこの女性が元恋人をまだ好きであるならば、きっと忘れてもっと自分にあった新しい人に出会えるはずだ。と自身に言い聞かせている部分なのかもしれません。

そして、新しい恋人ができたであろう彼のことを考えて。自分はまだこの別れを乗り越えられてないことを悟っていきます。

もう顔も見たくないからさ
変に連絡してこないでほしい
都合がいいのは変わってないんだね
でも無視できずにまた少し返事

完全に彼への気持ちが消えていれば、返事はしなくても良いはず。
「もう顔もみたくない」「あんたは自分の都合ばかり」と言いつつも返事をしてしまう自分がいる。

こういった所から気持ちが再燃しているように感じさせ、曲の大サビの部分でその想いがさらに膨らんでいく心情が読み取れます。

月灯りに魔物が揺れる
きっと私もどうかしてる
暗闇に色彩が浮かぶ
赤黄藍色が胸の奥
ずっと貴方の名前を呼ぶ
好きという気持ち
また香る

1人の夜、月明かりを見ては相手のことを考えてしまう。そして、やっぱり別れた相手のことが好きだと悟る。

声も顔も不器用なとこも
全部全部 大嫌いだよ
まだ枯れない花を
君に添えてさ
ずっとずっとずっとずっと
抱えてよ

このように歌詞全体を通して眺めてみると、別れた相手のことを全然嫌いになれずにいる自分がいる。

むしろ大好きだけど、もうよりを戻すことはできないから「大嫌いだよ。」といってしまう。
とても複雑で切ない気持ちが最後の歌詞に表現されているのではないかと想像します。

そう考えると、この曲の「ドライフラワー」には、色褪せても決して消えることのない別れた相手との日々。

そして、最後の歌詞にあるように、もし相手も少しでも自分と同じように感じている気持ちがあるなら、
共に一緒に過ごしていた日々を大事に想っていてほしい。花を大切に抱えるように、「ドライフラワー」(色褪せても綺麗なままで枯れない日々)を大事にしていてほしい。という願いが歌われているのではないでしょうか。

『かくれんぼ』に出てくる歌詞と比較してみると、『かくれんぼ』では、
突然彼女が自分の前から姿を消した現実を受け入れられない男性がどこに行ってしまったのかを嘆く一方で、『ドライフラワー』では、好きなのに何らかの理由で別れを選んでしまったが、まだ彼のことが大好きな女性心が歌われているということになります。

とっても切ないけどとっても共感できる連なったストーリー。そんな見方でそれぞれの曲を聴いてみるとより一層深く優里さんの歌詞に浸れるかもしれませんね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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